「カカオ」創業者 キム・ボムス(Han Myung-Gu/WireImage)

韓国のインターネット大手「カカオ」の創業者のキム・ボムス(金範洙)が、同国の独占禁止法規制当局から調査を受けていることを現地メディアが報道した。その結果、彼は韓国でトップの富豪のポジションから転落した。

コリアヘラルドなどの複数の韓国メディアは9月13日、キムが全株式を保有する投資会社Kキューブホールディングスが、過去5年間にわたり虚偽の報告をした疑いで捜査を進めていると報道した。

Kキューブホールディングスはカカオの事実上の持ち株会社であり、その事業内容は、韓国で約4600万人が利用するメッセージングアプリ「カカオトーク」の運営から、オンライン決済や配車サービスまで多岐にわたっている。

規制当局のエージェントは最近、カカオの本社とケイキューブのオフィスを訪問し、韓国の公正取引法に違反した疑いで調査を行っていた。

韓国の公正取引委員会は10日に、カカオタクシーが加盟タクシーへの配車を優先したとして、調査を進めていることを明らかにした。さらに、7日に金融委員会は、カカオペイの金融商品推薦サービスが「広告」ではなく「仲介行為」であると判断し、サービスの中断を命じていた。このニュースを受けて、キムは韓国でトップの富豪の座から転落した。

キムの保有資産は6月下旬に162億ドル(約1.8兆円)に達し、彼は韓国で最も裕福な人物になった。しかし、その後3カ月足らずの間に、彼は50億ドル近くの資産を喪失した。

韓国証券取引所に上場するカカオの株価は大幅に下落し、14日の午後3時現在、フォーブスのリアルタイム・ビリオネアランキングでキムの保有資産は117億ドルとされている。彼は現在、セルリトンのソ・ジョンジン(徐延珍)会長に次ぐ、韓国2位の富豪となっている。

編集=上田裕資

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