ビジネス

2021.09.16

ストレッチ専門店「Dr.stretch」、第三創業へ。コロナ禍でも好調の秘訣とは

ノビテル代表取締役社長 黒川将大


健康産業×エンタメの未来


──今後の展開について教えてください。

海外には現在、台湾、上海、北京、シンガポールへ出店していまして、昨年、マレーシアに出ようと思って会社までつくったのですが、入金してすぐにロックダウンしてしまいましてストップしていますが、中東での出店の話もあります。

また、テクノロジーも積極的に活用していきたいと考えます。例えば将来、IoT等を用いて家が健康のアドバイスをするような時代がいずれくると思うのです。そうした時に弊社が指名されるようなデータを持っている会社を目指す。一緒に組みたいと思われる企業づくりをしていこうと考えています。

──これからの時代、何が必要と考えますか。

過去の歴史を見ても、ある程度大きな帝国ができた時、不老不死に走ったりしたことがありました。今後、医療の発達に伴い、平均寿命が延びていくことを考えると、健康で長く楽しんで生きられることに目が向きだすと考えます。そうした人たちがエンタメの分野により関心を持つことを予想すると可能性が大きい領域だと考えています。

さらに健康に近い領域でエンタメ化できそうな業界がスポーツだと考え、テニス業界としては最大のメディアを立ち上げたりと、スポーツの業界にも少しずつ足を踏み入れているところです。健康に力を入れることは医療費の削減にも繋がるメリットもあり、これからはエンタメでも健康に関わる事業が凄く伸びてくるのではないか、非常に可能性が大きい分野であると考えています。




黒川将大◎ノビテル代表取締役社長。1971年、東京都生まれ。高校卒業後にゴルフ専門店、自動車販売店の勤務を経て1993年に起業。2001年にリラクゼーション事業部を設立して「コリフレッシュ」1号店を開業。その後、リラクゼーションサロン「もみ処らく屋」、岩盤ヨガスタジオ「D-ja」を立ち上げ、2010年にはストレッチ専門店「Dr.stretch」1号店を開業。「Dr.stretch」は現在、上海・台湾・シンガポールにも進出。また、日本最大級のテニスポータルサイト「tennis365.net」やリゾートホテル「THE SCENE」の運営も行うなど多方面に事業を展開。2021年9月から社名を「FUBIC(フュービック)」から「nobitel(ノビテル)」に変更。

文=加藤倫子 写真=藤井さおり

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