CNNの委託により米調査会社SSRSが8月3日~9月7日に実施、成人2119人から回答を得た調査では、共和党支持者(共和党寄りの無党派層を含む)の63%が、「トランプが党のリーダーになるべきだと思う」と答えた。
ただし、トランプを候補者として大統領選を戦うことが、選挙での共和党の勝利につながるかどうかについては、意見は二分されているもようだ。共和党がホワイトハウスを取り戻せる可能性が高くなるのは、候補が「トランプの場合」と「別の候補の場合」と回答した人は、それぞれ51%、49%だった。
2020年の大統領選では、「トランプが候補なら勝利する可能性が高い」と答えた人が78%にのぼっていた。
100%出馬する?
トランプは数週間前から、2024年の大統領選に名乗りを上げる考えであることをほのめかしており、根回しを始めているとみられる。アイオワやフロリダなど主要な州での集会を計画しているほか、アイオワ州ではすでに、政治活動委員会(PAC)のメンバーを採用した。
トランプの側近であるジェイソン・ミラーは、トランプが次の大統領選に出馬する可能性は「99~100%の間」とコメント。また、ジム・ジョーダン下院議員(共和党、オハイオ州)も、トランプが出馬を発表する「準備はできている」と発言している。
トランプ自身も9月11日、訪問したニューヨーク市の警察署で、出馬の意向について問われ、冗談めかして「それは厳しい質問だ」「実際は、私にとっては簡単な質問だ」と回答。可能性を示唆した。
クイニピアック大学が行った調査では、「トランプが2024年の大統領選に出馬することは、「米国にとって悪いことだ」と答えた人は、60%にのぼっている。
一方、エマーソン大学が8月30~9月1日に実施した調査では、次の大統領戦でトランプと民主党のジョー・バイデン大統領が候補になった場合、どちらに投票するかとの質問に対し、トランプと答えた人は47%、バイデンと答えた人は46%となっている。