for Startups,Inc.運営のSTARTUP DB編集部による連載

国内の成長産業及びスタートアップに関する幅広い情報を集約・整理し、検索可能にした情報プラットフォーム「STARTUP DB」では毎週、資金調達のサマリーを発表している。この記事では、9月2週目の“注目のトピック”として選ばれた5件の資金調達について紹介する。

Spiber


調達額:344億円
調達先:CARLYLE / 海外需要開拓支援機構 / 三菱UFJモルガン・スタンレー証券
備考:その他、複数国内投資家を含む / 第三者割当増資により244億円、三菱UFJモルガン・スタンレー証券をアレンジャーとした“事業価値証券化”により100億円の調達

構造タンパク質素材「Brewed Protein」を開発するスタートアップ。

「Brewed Protein」は植物由来のバイオマスを主な原料とし、同社独自の微生物発酵(ブリューイング)プロセスによりつくられるタンパク質素材である。

医療用材料や樹脂材料、次世代軽量複合材料への添加剤などさまざまな用途で使用することができ、主原料が石油ではないことからマイクロプラスチックを生み出すこともないため、ポリエステルやナイロンなど従来の素材よりも海洋生態系を含めた海洋汚染に対する影響も少ないことが期待できる。

2021年9月にはカーライルおよび海外需要開拓支援機構を主な割当先とする第三者割当増資による244億円、また、三菱UFJモルガン・スタンレー証券をアレンジャーとした事業価値証券化 (Value Securitization)による100億円、総額344億円の資金調達にかかる決議を実施。

この調達でグローバルな量産・販売網の強化に努めていく予定だ。

リバーフィールド


調達額:30億円
調達先:東レエンジニアリング / 第一生命保険 / SBIインベストメント
備考:その他、複数の事業会社とVCを含む / SBIインベストメントは、MEDIPAL Innovation投資事業有限責任組を通じて出資

内視鏡ホルダロボット「EMARO」の開発・販売を行う国立大学発スタートアップ。

「EMARO」は、空気圧精密制御技術を生かした手術支援ロボットだ。空気圧駆動型を採用しているため、柔らかな動きと揺るがない視野を実現している。

術者はヘッドセットを装備し、頭の動きに連動して内視鏡が動く直感的な操作によって安定した視野を得ることができるため、手術の負担軽減に繋がる。

同社は、世界初の駆動内視鏡ホルダを空気圧で行うロボットの開発に取り組む企業として知られており、2018年にはJ-Startupに認定されている。

2021年7月にはアフラック・イノベーション・パートナーズによる資金調達を実施した。

今後はさらに、同社が持つ技術によって手術における患者の負担をより減らし、QOLの向上に貢献できるよう努めていく方針だ。

文=STARTUP DB

資金調達
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