ビジネス

2021.09.19

失敗を受け入れ、失敗から学ぶ。連続起業家に学ぶ6つの教訓

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起業家にビジネスに関するアドバイスを求めると、誰もが喜んで自分の経験した苦労や成功、失敗について話してくれる。

私はジゲム・テクノロジーズ(Xigem Technologies)のブライアン・ケイリシュ最高経営者(CEO)に、シリアルアントレプレナー(連続起業家)として20年の間に学んだ価値ある教訓について聞いた。ケイリシュは、消費者向けパッケージ商品から出版、医療、プロスポーツまで、幅広い分野で起業を経験してきた。そうした多様な経験のおかげで、起業家として成功し続けることができたと考えている。以下は、彼からのアドバイスだ。

失敗を受け入れ、失敗から学ぶ


そこから学ぶ意欲がある限り、失敗は素晴らしい教師になる。ケイリシュは「成功よりも失敗から学ぶことの方が多い」と指摘する。大きな失敗でも、小さな失敗でも、すべての失敗からは必ず何かを学ぶことができる。時間をとって、何がまずかったのか、いつどこで問題が発生したのかを分析し、間違いを確実に正す方法を見出そう。

良いチームを持つ


ビジネスの成功には、良いチームを持つことが重要だ。事業の全側面を支え、どんな隙も生まないような強力なチームをつくろう。その分野のエキスパートを雇ったり、その人から学んだり、提携関係を結んだりする。チームのメンバーは従業員である必要はない。フルタイムやパートタイムの従業員のほかにも、フリーランサー、アドバイザー、メンターも含むチームをつくれる。

未来を先読みする


「シリアルアントレプレナーは常に、次の大きな冒険は何か、今起きている変化をどう活用できるかを考えている」とケイリシュは言う。今起きていることについてだけでなく、将来起きる可能性がある変化も考えるべきとのことだ。

チャンスを探す


常に最新情報を把握し、数歩先を考えて行動すること。「市場がどう動いているかを理解するよう懸命に努めよう」とケイリシュは助言している。業界の現状を観察し、起きている変化を分析する。どの分野が伸び、どの分野が遅れを取っているかを調べる。新しいテクノロジーの導入により、今の業務プロセスを改善できるかを考える。テクノロジーや人工知能(AI)、世界的なビジネストレンドの将来を先読みしよう。
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編集=遠藤宗生

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