ワクチンを拒否する米国人に見られる傾向は? 職業や性別で分析

Tayfun Coskun/Anadolu Agency via Getty Images


拒否する人が最も少なかったのは、テクノロジー関連の職業に就く人(12%)で、医療関係者がそれに続いている(17%)。一方、接種を完了した人が最も多かったのは、金融サービスに従事する人だった(71%)。

・20%

FOXニュース視聴者の割合:モーニング・コンサルトによれば、接種を拒否する人のうち、最も多かったのは、「毎月1回以上FOXニュースの番組を見る」という人だった。一方、MSNBCを見ている人は接種率が最も高く(73%)、受けないという人は10%だった。

・22%

高卒・中卒の人の割合:モーニング・コンサルトの調査では、ワクチンに対する考え方と学歴には関連性がみられたという。絶対に接種を受けないという人は、大卒者の10%、修士号取得者の7%だった(すでに接種を完了した人の割合は、それぞれ78%、83%)。

「接種を受けない」理由は?

拒否する理由はさまざまだがが、特に多くの人(75%)が挙げた理由は、新型コロナウイルス感染症とそのワクチンのいずれに対しても、「懐疑的である」ということだ。

カイザー財団の調査によると、このように答えた人のうち90%が、感染の不安を感じておらず、ワクチンに効果があるとも思っていないという。

「決められない」理由は?

モーニング・コンサルトの調査結果によれば、「接種するか決めていない」という人のうち、最も多く(36%)が懸念していたのは、ワクチンの副反応。また、決めていない人の31%は、臨床試験が行われた期間が短いことを理由に挙げている。

編集=木内涼子

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