松岡は、事業開始にあたり、パナソニックが全額出資する子会社「Yohana」を設立し、9日から「Yohana Membership」への会員登録受け付けをスタートした。
メンバーシップの主なターゲットは育児や家事に追われて働く親。Yohanaを利用すれば、子どもの食事準備や美容院の予約、甥っ子のプレゼント選びなど、Todoタスクを“Yo アシスタント”と呼ばれるプロに任せることができる。
提供=パナソニック
Yo アシスタントは実在する人間で、仕事を依頼すると、タスクを担当する専門家やエキスパートを社内外から手配してくれる。プロジェクトマネージャーや企業の事務職、個人秘書、イベントプランナーなど、担当者の経歴は多様だ。
また良質なサービスを提供するため、資格証明書やスキル、過去の顧客によるネット上の口コミの確認などを通じた審査を行っている。
自身も4人の子どもを持つワーキングマザーの松岡。9日に開かれた合同取材では「コロナ禍では、仕事も家事も全部家でやるためストレスを感じていた。しかしそれは私だけはなかった。タスクが発生した時にまず『Yohanaを使おう』と思える体験をしてもらい、会員を増やしていく」と話した。
会員は月額149ドルで、無制限にサポートを受けられ、アプリ上でYoアシスタントとチャットでやりとりしながらタスクを片付けていくことができる。まずはアメリカ・シアトルで展開しながら、地域を拡大していき、将来的にはパナソニックとの協業で介護やセキュリティ分野にも入っていきたいという。