3. 待ち時間にオーディオブックを聞く
大半の人は、読みたいと思っているが時間がなくて読めない本の長いリストがあるだろう。私の場合、繰り返し生じる待ち時間の多くをオーディオブックの時間としたことが大きな変化をもたらした。それぞれ15~20分のオーディオブックを聞く時間が私のセルフケアの重要な部分となり、個人・仕事での自己啓発の継続的な取り組みにもなっている。
私が定期的にオーディオブックを聞くのは、毎日職場に相乗りする相手を待つ時間や食料品の買い物時間だ。また、(正確には待ち時間ではないが)ジョギングの間にも定期的にオーディオブックを聞いていて、かなり先に進むことができる。多くの人は、通勤時間も確実にオーディオブックの時間とすることができるだろう。
1週間のうちどうしても生じるこうした中断時間を活用することで、私は週に本を1~2冊読めるようになり、これが非常に大きな効果をもたらした。
ただし、この習慣を実践するのはそれがご褒美のように感じられる場合のみにすること。全ての時間に作業を詰め込むことは、それが楽しいものかどうかにかかわらず健康的ではないか、セルフケアのように感じられないはずだ。常に体の声を聞き、正しいと感じるものを与えること。
4. 子どものパーティーの招待をすぐに承諾しない
子どもが友人の誕生日パーティーに行きたいと言ったため3週間先の招待に応じたものの、当日の朝になると子どもが行きたがらず困ったことはないだろうか?
子どもは遅い時間まで眠って正午までパジャマのままビデオゲームをしていたいのに、あなたは行きたがらない子どもを無理にパーティーに向かわせようとしている。なぜこうなったのか?
私たちは数週間先の楽しそうなパーティーの招待を受け取ると、それを他のものから分離して考え、睡眠や休息の必要性など他の優先事項を含めた文脈の中で考えない傾向がある。週末にエネルギーを回復できず、スケジュールが詰まり過ぎていると感じる場合、全ての招待を反応的に承諾せずまずは休息を取ることを考えよう。
休息時間には真の回復効果がある。週末に予定が詰め込まれていた場合、たとえそれが誕生日パーティーのような楽しそうな行事だったとしても、1週間を乗り越えるため回復し、つながりを築く機会を逃してしまう。
大きな変化は、小さく継続的な改善によりもたらされることが非常に多い。忙しく働く人が持てる時間を大幅に増やす特効薬は現実的に存在しない。子どもを持つ労働者は、全てをこなして優先順位をうまくつけることにいつでもある程度苦労するはずだ。重要なのは、最も貴重な資源である時間をどのように使うかを意図的かつ賢く考えることだ。