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(C)Sotheby's

老舗オークションハウスのサザビーズのオークションで9月9日、101点の猿のイラストで構成されるNFTのコレクション「Bored Ape Yacht Club(退屈した猿のヨットクラブ)」が2440万ドル(約26.8億円)の高値で落札された。NFT市場は今、再び活況を呈している。

Bored Apeで描かれる猿たちは、アイパッチやネックレス、イヤリングなどのアクセサリーをつけて、異なる色のファーをまとっている。


このコレクションの落札者は107個のNFTを所有することに加え、合計で6つの猿のミュータントを生成することが可能になる。

NFTに特化したウェブサイトの「Decrypt.co」によると、新たに生成された猿のNFTは、元の猿の特徴を保持しており、オリジナル以上の価値を持つことになるという。今回の落札額は、サザビーズが事前に提示した予想価格(1200万ドルから1800万ドル)を大幅に上回った。

Bored Apeの派生版にあたる犬のイラストのNFTコレクション(Bored Ape Kennel Club)も9日に180万ドルで落札された。

Bored Apeの生みの親である、デラウェア州のテクノロジー企業Yuga Labsが最初にこのNFTをリリースしたのは4月30日のことで、当初の価格は約200ドルだった。しかし、セカンダリーマーケットの価格は即座に1000ドルを上回り、NBAスターのステフィン・カリー(Steph Curry)は、8月にBored ApeのNFTを18万ドルで購入し、ツイッターのアイコンとして用いている。

NFT市場はしばらく低迷していたが、最近になって再び活況を取り戻しつつある。先日は、ヒゲを生やしたティール色の宇宙人のCGアバターであるCryptoPunk #6275が約520万ドルで落札された。決済大手のVisaは8月23日、NFTアートのクリプトパンクス(CryptoPunks)を15万ドルで購入したことを発表した。

NFTの追跡サイト「NonFungible」のデータによると、7月中旬からの30日間のNFTの販売額は、合計8億9700万ドルに達していた。2021年の年初から8月までの世界のNFTの販売額は、70億ドル(約7680億円)近くに及んでいる。

編集=上田裕資

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