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アマゾン出品業者の買収を手掛けるロンドン本拠のスタートアップ「Olsam」が、シリーズAラウンドで1億6500万ドル(約181億円)を調達した。アマゾンマーケットプレイスには中小のセラーが数万社出品しており、売上高の56%を占めている。近年、これらの業者を買収するスタートアップへの投資家の資金の流入が続いている。

Marketplace PulseとPitchbookのデータによると、米スタートアップのセラシオ(Thrasio)やパーチ(Perch)、欧州企業のSellerXをはじめとするOlsamのライバル企業がパンデミックの発生以降に調達した資金は、エクイティとデットを合わせて75億ドルを超えている。

投資家は、Olsamなどの企業がThrasioと同じようにアマゾンの出品業者を買収し、オペレーションを改善したり、洗練されたマーケティングを展開して利益を増大させることに期待している。

「欧州や英国におけるアマゾンのエコシステムは、米国に比べてはるかに未成熟だ。アグリゲーターや買収者の数を比較しても、その差は歴然としている。一方で、欧州や英国では出品業者を買収しようとする競合はそれほど多くなく、チャンスは非常に大きい」とOlsamの共同創業者、Ollie Horbyeは話す。

Olsamのライバル企業によると、欧州のアグリゲーターや、ロンドンに事務所を開設したThrasioやPerchなどに多額の資金が流入した結果、アマゾンマーケットプレイスに出品するトップブランドの評価額が2倍以上に拡大したという。これらの出品業者は、商品をアマゾンの倉庫から直接顧客に配送し、数千万ドルを稼いでいる。

Olsamは、Sam HorbyeとOllie Horbyeの兄弟によって2020年5月に設立された。今回調達した1億6500万ドルは、アマゾンの出品業者を買収して専用のオペレーションチームを構築するほか、ノートブックやネスプレッソに似たコーヒーカプセルなど、アマゾンで販売する独自製品を開発することに充当するという。

編集=上田裕資

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