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国内外のサーキュラーエコノミー最新動向


また、Penicillinはドリンクや料理に使う材料をできる限り地元で調達しており、配送距離を短くすることで、燃料消費量およびCO2排出量の削減に努めている。同店で取り扱っているワインには、自然のエネルギーを循環させるバイオダイナミック農法で育てたぶどうが使われており、細部に至るまで環境に配慮していることがわかる。

店内の家具や備品にも、ぜひ注目したい。2018年の台風22号(マンクット)で倒れた木を使ったテーブル、ネオン街の看板から調達したLEDウォールライト、再生紙で作った名刺、リサイクルコットンでできたユニフォーム、再蒸留したウォッカを使った手指消毒剤など、製品や原材料を捨てずに使い続けるための工夫が至る所に施されている。

ラボ
Image via Penicillin

Penicillinの創業者たちは、The World’s 50 Best Restaurantsの取材に対し、「サステナブルな取り組みとは、プラスチック製のストローやカップを使わないことだけではない。他にもさまざまな方法があることを知ってほしい」「お店に来る人には、サステナブルという流行を追いかけるだけでなく、サステナブルな社会を創る先駆者になれると伝えたい」と話している。

彼らによると、サステナブルな取り組みは一般的に思われているほどお金がかからないが、時間はかかるという。長期的な取り組みになるからこそ、「次はこうしてみたらどうだろう」と楽しくアイデアを出し合いながら続けることが、大切なのではないだろうか。

この記事は、2021年9月にリリースされたCircular Economy Hubからの転載です。
(上記の記事はハーチの「IDEAS FOR GOOD」に掲載された記事を転載したものです)

連載:国内外のサーキュラーエコノミー最新動向
過去記事はこちら>>

文=IDEAS FOR GOOD 編集部

サステナブル

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