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2021.09.12

八方美人になるな。女性起業家のための6つのアドバイス

Luis Alvarez / Getty Images

起業家は数多くの試練に直面するものだが、それらは克服できないものではない。事業を立ち上げたばかりの初心者から、すでにさまざまな経験を積んだビジネスウーマンまで、あらゆる段階の女性起業家に向けて、成功をつかむためのヒントをまとめてみた。

1. まず、自分のマインドセットに注意する


自分が自分自身に対していつも語り続けている「世界の見方」は、実生活でもそのまま反映されるものだ。もしあなたが常に自分を疑っているとしたら、こうしたネガティブなマインドセットが、成長や成功の障害になる。裏返せば、ポジティブなマインドセットを保っていれば、成功をつかみ、困難にもへこたれることなく、前へ進み続ける後押しになる。

2. 試練を成長の機会と受け止める


起業に試練はつきものだ。起業家は、こうした試練をただ受け入れるだけでなく、積極的に歓迎すべきだろう。困難に直面すると、人は自分のコンフォートゾーン(安全圏)から否応なしに押し出され、これが新たなアイデアを引き出すきっかけとなる。

トランスフォーメーション(変革)コーチのガラ・ダーリング(Gala Darling)はこう説いている。「問題は、人に成長の機会を与えてくれる。私に言わせれば、『問題など1つもあってはならない』という固定観念こそが、最大の問題だ。実際には、困難や苦闘は私たちの後押しになる」

心理療法士でマインドセット・コーチの資格を持つリアーナ・ミルン(Riana Milne)も同意見だ。「『試練はあって当たり前』という心構えを持ちつつ、ポジティブなマインドセットを持つことが重要だ。それが、どんな試練があっても前進するための原動力となる」

3. 波風を立てることを恐れない


波風を立てることを恐れていては、成功はかなわない。限界を押し広げ、自分のコンフォートゾーンから踏み出し、前例がなくても恐れずにトライしよう。「それは不可能だ」という人や、足を引っ張ろうとする人のことを気にする必要はない。真の意味で成功を手にできるのは、大きな夢を見て、自分を強く鼓舞した時だ。

ダーリングはこう指摘する。「批判を避けるために、小さく縮こまって自分の光る才能を隠し、誰も怒らせないように気をつけるのは、実にたやすい。波風を立ててでも現状を変えたいと心から願うのなら、一部の人の神経を逆なでするのは避けて通れない」

ミルンも、こう付け加える。「自分がしていることを心から信じているのであれば、外野が言うことは関係ない。その道を貫き、自分を信じ続けよう」
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翻訳=長谷睦/ガリレオ

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