マネー

2021.09.07 13:00

【9月第1週資金調達まとめ】暗号資産取引所運営のビットバンク、計約75億円の資金調達

縄田 陽介

FOLIOホールディングス


調達額:21億円
調達先:SBIファイナンシャルサービシーズ

資産運用サービス「FOLIO」を運営するFOLIOの持株会社。

「FOLIO」は、誰でもかんたんに資産運用を楽しむことができるサービス。仕事などで忙しいけれど、投資で今ある自分の資産を増やしたいというような人をターゲットとしている。

その他にも、AIがマーケットを予測し資産比率をダイナミックに調整してくれるAIロボアドバイザー「FOLIO ROBO PRO」や、ロボアドバイザー・ラップ運用などの一任運用基盤システムと一任運用サービスを提供するプラットフォーム「4RAP」を運営している。

2021年8月、SBIファイナンシャルサービシーズへの第三者割当増資により、新たに21億円の資金調達を行った。

また、FOLIOの一部既存株主からの株式譲渡を行い、第三者割当による増資と株式譲渡をあわせて、同社はSBIファイナンシャルサービシーズの連結子会社となった。SBIグループとの強い事業シナジーの拡大により、さらなる成長加速を図る。

ガラパゴス


調達額:10億8000万円
調達先:Archetype Ventures / DIMENSION / STRIVE / THE GUILD / みずほキャピタル / グローブアドバイザーズ / シニフィアン
備考:シリーズA / シニフィアンはTHE FUNDを通して出資

AIを活用した広告デザインのクリエイティブ提供サービス「AIR Design for Marketing」およびスマートフォンアプリの企画開発サービス「AIR Design for Apps」を提供している企業。

同社は10年以上培ってきたデザインノウハウをベースに、データに基づく科学的なクリエイティブ制作プロセスによって、属人的な感覚頼みであった広告デザインの課題を解決。

その一方で、デザイナーがより創造的に働ける環境をつくり、”プロセスとテクノロジーで人をヒトらしく”というビジョンの実現を目指している。

2021年9月1日には、Archetype Ventures、みずほキャピタル、STRIVE、シニフィアン、DIMENSION、THE GUILD、グローブアドバイザーズから10億8000万円の資金調達を実施。

AIR Designのプロダクト開発とマーケティング、および採用強化をさらに加速させていく方針だ。

メダップ


調達額:6億円
調達先:BEENEXT Capital Management / ディーエヌエックスベンチャーズ / モバイル・インターネットキャピタル
備考:シリーズA / BEENEXT Capital ManagementはALL STAR SAAS FUNDを通して出資

業界初のDPC対象病院に特化したCRMツール「foro CRM」を提供するスタートアップ。

「foro CRM」は、医療分野での関係構築・マーケティング・データ分析の専門家による伴走と連携先関係管理(CRM)ツールを組み合わせた、地域連携強化を実現するサービスだ。さらに顧客病院に伴走し、状況や目的に合わせた戦略的施策を共同立案、実施、検証が可能といった特徴をもつ。これらの特徴から、同サービスはデータに基づく高度なPDCAを実現している。

2021年8月、シリーズAでDNX Ventures、BEENEXT Capital Management、モバイル・インターネットキャピタルを引受先とした第三者割当増資によって総額6億円の調達を実施。

今回の調達を通して、サービスのさらなる市場拡大と開発体制の強化に投資し、将来的に地域連携以外の病院経営に関わる課題の効率化に向けたプロダクト開発を検討する方針だ。

文=STARTUP DB

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