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Photo by Jeremy Moeller/Getty Images

フォードとフォルクスワーゲン(VW)が出資する米国の自動運転のスタートアップ企業「アルゴAI」は、2025年にドイツで商用ロボットタクシーサービスを開始すると発表した。アルゴAIは、VWグループが2016年にベルリンで立ち上げた配車サービス企業MOIAに、VWの電動バンをベースとした自動運転車両を提供する。

アルゴAIとVWは、9月6日からミュンヘンで開催されるIAA(ドイツ国際モーターショー)のプレイベントで、ロボットタクシーのベース車両となる「ID. BUZZ」を公開した。

アルゴAIのLiDARやレーダー、カメラ、AI対応ソフトウェアを搭載した車両のテストは、VWと共同でミュンヘン近郊にある同社の研究開発施設とテストコースで行われる。両社はは、4年後にハンブルクのMOIAの配車ネットワークを通じて有料の乗車サービスを開始する予定だ。

アルゴAIの創業者でCEOのブライアン・セールスキーは、「当社は、5年間にわたる自動運転テクノロジーの開発と米国での大規模な走行テストから得た知見を、MOIAとのプロジェクトに注いでいく」と声明で述べた。

アルファベット傘下のウェイモや、GMのクルーズなどの競合企業とロボットタクシーの実用化で先を争うアルゴAIは、米国ではフォードとリフトとの提携で、自動運転車のテストを実施中だ。同社は今年、マイアミとオースティンで、リフトの配車ネットワークを通じて有料のロボットタクシーの試験プログラムを行うが、そこではフォードの車両を改造した自動運転車に人間のセーフティードライバーを乗せて走らせる。

フォードとVWから26億ドル(約2800億円)を調達したアルゴAIは、自動運転分野で最も資金力のある企業の1社だが、セールスキーは株式上場によりさらに資金力を高める計画だと述べている。

MOIAは、同社によると欧州最大のEV車両を用いた配車サービスを運営している。「ハンブルクは、欧州で最初に自動運転車両を用いた乗り合いタクシーサービスを提供する都市になる」と、MOIAのマネージング・ディレクターのロバート・ヘンリックは声明で述べた。

編集=上田裕資

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