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この数ヶ月間、iPhoneのユーザーは、Wi-Fi機能が破壊されるバグや、児童ポルノの検出機能をめぐる議論、アップストアの詐欺事件など、多くの問題に悩まされてきた。しかし、事態はさらに悪化している。

ニュースサイトViceは先日、Macユーザーを標的としたハッキングを支援するUSBケーブルとして知られる「O.MGケーブル」の最新版がリリースされたことを明らかにした。このケーブルは、1マイル(約1.6キロ)離れた場所にあるiPhoneのデータを盗めるという。

「このケーブルは、一見すると普通のLightningケーブルのように見えるが、その正体は、端末に入力されたパスワードなどのすべてのデータを記録し、そのデータを1マイル以上離れた場所にいるハッカーに送信する極めて悪質なハッキングツールだ」とViceの記者は書いている。

O.MGケーブルは、MGと名乗るセキュリティ研究者が考案したもので、このケーブルに端末を接続すると、ハッカーのためのWiFiホットスポットが作成され、ウェブラウザからの操作で、端末のキーボードに打ち込まれた内容を外部に送信できる。さらに、第2世代のケーブルにはジオフェンシング機能が追加されり、ハッカーはデバイスの物理的な位置情報に基づいて収集したデータの送信を開始したり、停止することが可能という。

「この機能は、O.MGケーブルが想定するエリアの外に出た際に、データが漏れたり、ランダムなコンピュータに接続されたりするのを防ぐための自爆機能と連動している。この機能をテストしたところ、1マイル以上離れた場所で作動させることに成功した」と、MGはViceの取材に説明した。

MGはまた、このケーブルがUSB-Cのハッキングに成功した点を強調した。「Type Cケーブルは、十分なスペースがないため、この種の機能の埋め込みは不可能だと言われてきた。しかし、それは間違いだ」とMGは述べている。

第2世代のO.MGケーブルは、USB Type-Cコネクタ部分に専用コンポーネントを格納し、片側がLightningコネクタになっており、iPhoneユーザーに重大な脅威を与えそうだ。

新型のO.MGケーブルは、ハッキングツールの販売サイトHak5で140ドルで販売されている。今後は、見知らぬ人から充電ケーブルを貸してもらう際は、十分に注意を払う必要がありそうだ。アップルは、充電端子を持たないポートレス仕様のiPhoneを計画している模様だが、それが実現するのは、まだかなり先のことになりそうだ。

編集=上田裕資

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