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感染症のようなものへの恐怖心を隠すために、社会的行動を変えない男性の中には、「攻撃的な態度を取る、怒る」といった反応をみせる人も多い。そのような男性には、リスクを軽視したり、リスクを抑えるための政策に抵抗したりする傾向がある。

CDCは、「こうした脅威に攻撃的な態度、または怒りをもって対応しようとする男性たちを注視することは、特に重要だ」との見方を示している。だが、こうした男性たちは、何に怒っているのだろうか?

「怒り」はどこからくる?


多くの男性は、世帯主としての役割を果たすべき、家族の中で権威ある存在であるべきとのプレッシャーを受けている。だが、この感染症の流行の中でその多くが、家族や自分自身を守る力を失った、どうすることもできない、と感じている。

ウイルスに対して無関心を装うことやマスク着用義務に逆らうことで、何かをコントロールしているという感覚を取り戻そうとしているのかもしれない。

一方、マスクの着用を男性らしい勇敢な行動としてリブランドしようとしている男性たちもいる。「本当の男たちはマスクをする(#RealMenWearMasks)」のハッシュタグを付けてツイッターに投稿しているディック・チェイニー元副大統領も、その一人だ。

だが、残念ながら、マッチョさと健康を顧みないことを結び付ける心理的、社会的ルーツは根深い──すでに多くの命を奪っているこのパンデミックの状況下で、こうした考えや態度が、悲惨な結果につながっている。

注記:筆者はこの記事で、マスクをすることに問題がない男性の中に着用を拒否する人がいる理由を分析した。障害や病気のために着用できない人について批評しようとするものではないことをお伝えしておきたい。

タスキギー梅毒実験の対象とされたアフリカ系米国人の男性や、ユダヤ系の男性など、一部の民族や人種の人たちには、予防的措置を義務付けられることにためらいを感じる人もいるだろう。

編集=木内涼子

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