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今回の調査を実施した団体「ウィメン・リビング・ベター(Women Living Better)」の共同創業者で研究の主執筆者であるニーナ・コスロブは「私は自分自身の経験と、私に経験を共有してくれた多くの人の話から、月経が毎月あり周期に顕著な変化が見られなくても、更年期に関連した変化を経験する人が多いことを知っていた」と述べた。

同調査によると、女性の59%は50歳以降になって閉経を経験する。少なくとも12カ月間月経が来なくなる平均年齢は米国では51歳だが、閉経期移行期はその8~10年前に始まる可能性がある。

同研究の著者の一人であるナンシー・フューゲート・ウッズによると、生殖期後期については驚くことにほとんど知られておらず、30代から40代の女性が経験する変化は更年期に関連した症状とは認識されないことが多い。

「女性が症状について医療サービス提供者に相談すると、更年期を経験するには若過ぎて定期的に月経があるという理由から、現在経験している症状が更年期であるはずはないと言われることが多い」とウッズ。

ウッズは、医療サービス提供者は更年期に関する女性の懸念を無視するのではなく、定期的に月経が来ている時期でも何が起き得るかについて前もって情報提供(注意喚起)をすべきだと指摘している。

コスロブは、全ての女性は35歳までに閉経期までの道のりについて事前指導を受けるべきだと考えている。こうした指導には、どれほど早い段階でこうした変化が起きる可能性があるかや、女性が経験するさまざまな症状についての情報が含まれる。

コスロブは、これにより女性は症状に対する心の準備がよりきちんとでき驚きづらくなるだけでなく、孤立を感じづらくなると述べている。

研究者らは今回の新たな発見により、中年期の女性の健康、特に閉経周辺期に関する研究の穴が埋まり始めることを望んでいると述べた。

執筆者の一人であるマーシー・リチャードソンは「科学界はまだ、女性の生殖ホルモンの生理機能と影響を理解しきれていない」と述べている。

「女性は全員更年期を経験し、多くの人はうまく乗り越えるが、厄介な症状をいろいろと抱える人もいる」とリチャードソン。「私たちは臨床医を教育し、この移行期を通して女性を支援できるようより深く理解する必要がある」

翻訳・編集=出田静

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