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Forbes JAPAN Web編集部

Getty Images

「日本がグローバルで勝つためには」をテーマに、起業家など有識者が議論を行う「キリロムグローバルフォーラム2021夏」が、8月10日と11日の2日間開催された。

主催するのは、カンボジアで大学運営や不動産事業を手掛けるキリロムグループ。グローバルビジネスやグローバル投資、グローバル教育など6つのテーマに分け、計50のセッションがオンラインで実施された。

今回で8回目の開催となるが、過去最高となる930人のビジネスパーソンが参加。「oVice」というツールを使い、バーチャル空間でアバターとなり参加する形式だったが、仮想の会議室やイベント会場で、セッションを聴講したり、個人に話しかけたりと、他の参加者との交流も楽しんだ。

ここでは、「起業」をテーマに議論された2つのセッションを振り返る。

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投資家やアントレプレナーが登壇した「日本人起業家、日本企業が海外で成功するには?」では、ブラジルベンチャーキャピタルの中山充氏をモデレーターに、ダイバーシティの重要性が語られた。

インキュベイトファンド本間真彦氏は「投資家と経営チームに多様性を持たせることで、ビジネスの成功確率が上がる。日本人だけに頼らず海外からも人を組み入れることで、プランBプランCが立てやすくなる」という。

ファルス代表取締役の髙橋伸彰氏は、これから海外でビジネスを展開する人に向けたアドバイスとして「ネットワークも持たない状態から事業を立ち上げることはリスクが高いため、まずその国で信頼できるパートナーを見つけることから始めるべき」と語った。

タイミーCEOの小川嶺氏らが登壇した「子どもをアントレプレナーとして育てるために必要なことは?」では、日本では、アントレプレナーシップの養成が阻まれているのではないか、という問題提起がされた。

起業家
提供=キリロムグループ

武蔵塗料ホールディングス社長の福井裕美子氏は「日本では、皆が一つの正解に収めようとする教育を受けてきたため、パターンから外れると理解できなくなる」と話す。

福井氏は、「まず会社が変われば社員とその家族に影響が出て、地域に波及するのでは」という考えから、既存企業の型にはまらないよう、自ら髪色を赤く染めたという。

メディアドゥCEOの藤田恭嗣氏は「それぞれの地域に、自由闊達に挑戦して成功したロールモデルやヒーローが生まれてくること」が子どもの起業家精神の醸成において重要だという意見を挙げた。


全50セッションの録画は今年の12月31日まで視聴できる。今回参加していない方はチケットを購入すると、閲覧が可能。次回のカンファレンスは、2022年2月10〜12日に開催を予定している。

文=露原直人

起業家

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