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坊垣佳奈さんのバッグの中身

各界で活躍する女性たちはいつもバッグの中に何を入れているのか? 女性誌「Marisol」の人気連載「働く女とバッグの中身」。今回紹介するのは、「この事業は、私の人生の夢」と話すマクアケ創業者兼取締役の坊垣佳奈さん。

クラウドファンディング業界で世界初の東証マザーズ上場果たすまでのキャリアや仕事との向き合い方を伺いました。また、現代アートとファッション好きが垣間見れるバッグの中身も要チェックです。

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坊垣佳奈さんのバッグは深いバーガンディカラーが美しいJ&M DAVIDSONのトートバッグ。「たくさん入るのにスマートに持てるデザインと、さりげなくスタッズが施されたところが気に入っています!」縦26×横26〜45×マチ25cm

情熱と冷静の間を駆け抜ける、注目企業のトップランナー


クラウドファンディング業界で世界初の東証マザーズ上場を果たしたマクアケの共同創業者兼取締役の坊垣佳奈さんは、IT業界からキャリアをスタート。「就職活動で説明会に出席した時に直感で入社を決めました。社員のかたがきらきらして楽しそうだったのが決め手でした」

若いうちからいろいろな経験を積んで、ステージを上げておきたかったという。関連グループの広告会社を立ち上げたのが26歳のとき。「SNSインフルエンサーの口コミマーケティングを構築したり。1日19時間、アドレナリン全開で仕事をしていました(笑)」という。

そんな坊垣さんに新事業の声がかかったのが30歳のころ。

「アメリカで認知されていたクラウドファンディングは、寄付型、投資型、購入型がありますが、日本では購入型が受け入れられるはず、と応援購入サービスの"Makuake"を作りました」。新商品や新体験を提供したい事業者に、ユーザーが金額ごとに設定された返礼品を選び決済するシステムから、新しい流通改革が生まれた。

扱うアイテムは、ガジェットからジュエリーまで幅広い。ストーリー性のある商品、見たことのないアイテムも。「コロナ禍のオンライン化で、キッチン用品やキャンプ用品、アパレルが伸びました。その結果、会社の業績は2倍に成長しましたが、あくまで通過点と考えています」

初著書『Makuake式「売れる」の新法則』(日本経済新聞出版)の、"生まれるべきものが生まれ、広がるべきものが広がり、残るべきものが残る世界の実現"という言葉が印象的だ。

「この事業は、私の人生の夢です! 『世の中に対して何ができるか?』をいつも自分に問いかけること、素直であることと誠実でいることを大切にしています」

順調に見える坊垣さんだが、新卒入社から3年間、試練の日々が続いたという。

「わからないことだらけで無我夢中の毎日を過ごしていました。でも今思えば、必要な苦労だったなと。悪いことも、ネガティブに考えるのでなく前向きにとらえるのが成長のポイント。今は困難にぶち当たっても、もはや壁を壁と思わなくなりました」

目下の目標は、女性が活躍する場を作ること。「上場セレモニーで鐘を鳴らした時、鐘の位置が高く衝撃を覚えて。つまり、上場する企業の経営者は圧倒的に男性が多いということ。今、女性経営者が増えるよう活動しています」

現代アートとファッションが大好きで、休日は美術館へ足を運ぶ。「アートを眺めると、インスピレーションがわいてきて、結果、仕事にも生きてきます。アイデアを生むには、インプットする時間も大切。仕事は時間の長さが重要ではないので、社員には、定時以降仕事をしなくていいと伝えています。"実家みたい"と私の自宅に夕飯を食べにくる社員もいて、恋愛相談にも乗っています(笑)。頭脳を使う時は冷静に。行動は情熱をもって!」

坊垣佳奈さんのバッグの中身


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1. ノートPC
「Macを愛用。アッシュ・ペー・フランスの花柄ケースに」
2. マグネット式ノートと充電器
「"持ち歩けるホワイトボードノート"は移動中、思いついたことを書きとめます。充電器は、コンセントがないタイプで便利」
3. 京都HOSOOの西陣織ポーチ。(右から)カッサ、ビュリーのハンドクリームとマスク用シール、アデル ビジューの消毒液入りネックレス
「マスク外側に貼るシールは、ペパーミントの香り」


坊垣佳奈◎同志社大学卒業後、サイバーエージェント入社。ゲーム系の子会社を経て、2013年、マクアケの立ち上げに参画。応援購入サービス「Makuake」の拡大に従事しながら、講演や地方創生にも尽力。

この記事は、Marisol ONLINE 2021年8月18日の記事を転載したものです。
▶︎Marisol ONLINEで連載「働く女のバッグの中身」を読む

撮影=草間智博(TENT) 取材・文=中村麻美

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