「価値」ある自分として振る舞う
自分自身が自らを「価値のあるもの」と考えて行動することも、自分の価値を上げるためには必要だ。
ホストは、「お金を払って会いにきてもらう」仕事。それに見合う自分でいなければ、お客様に失礼だと思います。
そう話すリョーマは、自分への投資をケチらないという。身に着けるものや普段の持ち物、スキンケアにも気を配り、客が自分に対して持つ期待を裏切らないことを心掛けている。
お客様が会いに来てくれるのは、「ナンバー1ホストの越前リョーマ」です。当然、「リョーマだったら、このぐらいのものを持っている」「リョーマだったら、こんなことをしてくれる」などのイメージがあるはずです。
お客様のそんな期待は、絶対に裏切っちゃいけない。
自分自身に対してケチることは、「私には価値がありません」という札を自ら首に下げるようなものだ。そんな人に、誰が金を使うだろうか。一時的には節約になっても、長い目で見れば自分のブランド価値を下げることになる。
価値のある自分を意識し、そのイメージ通りの自分として振る舞うこと。それが人から付けられる自分の価値を上げることにつながると、ナンバー1ホストは知っているのだ。
このような価値ある自分になるためのワザは、何もホストに限ってあてはまる話ではない。自分の言葉で話す、常に目標を持ち努力する、価値ある自分として振る舞う──。どんな場面でも実践できることだ。もしあなたが何かで成功したい、一目置かれる人間になりたいと考えるならば、越前リョーマの成功哲学たちは大きなヒントになるだろう。
(この記事は、越前リョーマ著『成功したいなら誰かの「推し」になれ』から編集・引用したものです)