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米著名映画監督のスパイク・リー(Getty Images)

米著名映画監督のスパイク・リーはこのところ、自身が手掛けた新たなドキュメンタリーシリーズの宣伝を積極的に続けている。『NYC Epicenters 9/11-2021 1/2』と題された同シリーズ、2001年9月11日の同時多発テロから新型コロナウイルスの流行、反人種差別運動「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命は大切)」を経験したニューヨークの遷移を追う米テレビ局HBOのオリジナル作品だ。

しかし同シリーズの宣伝活動で注目を集めたのは、米同時多発テロに関するリーの奇妙なコメントだった。同シリーズの最終話には、同時多発テロに関する陰謀論を唱える団体「9・11の真実のための建築家とエンジニア」のメンバーとのインタビューが含まれている。米誌バラエティーが掲載した同シリーズのレビューではこの陰謀論に触れ、リーが団体メンバーの考えに「明らかに同意している」と指摘している。

リーはまた、米紙ニューヨーク・タイムズの記者レジー・ウグウによるインタビューで、同時多発テロについての公式説明に疑問を持っていると明言した。「私には疑問がある。このドキュメンタリーにより、米議会が9/11に関する公聴会を開くことを願っている。(…)鋼鉄を溶かすのに必要な温度には達していなかった。それに、(世界貿易センターの)第7ビルが崩壊したときの様子を、爆破による他の建物崩壊の様子と比べると、まるで同じものに見える」

リーは、ツインタワーの崩壊原因が飛行機の衝突ではなく、意図的な爆破によるものだったと示唆しているようだ。この陰謀説はかつて、ネット上でまことしやかにささやかれたもので、特に同時多発テロに関する陰謀説を推し進めたドキュメンタリー『ルース・チェンジ』の公開後は大きく話題を呼んだ。

しかし、リーが「ジェット燃料では鉄骨は溶けない」という使い古された主張を今も展開していることは異様にも思える。この主張は既に誤りであることが十分証明されているが、一時は非常に多くの人が支持し、ミームとして笑いのネタになったほどだった。

編集=遠藤宗生

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