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この期間中にプルート・ピローは、個人、家族、地域社会のレベルでホームレス問題の解決を目指す組織「PATH(People Assisting The Homeless)」と提携し、ホームレスだった人が定住先に引っ越した際に渡す「ウェルカム・ホーム・キット」に枕を提供することになった。これに加えてサリューも、毎週一定の時間を確保し、コロナ禍で苦境にある他の創業者や起業家を支援する取り組みを開始した。

サリューは、真に情熱を傾けられる対象に出会うまで「人生の目的になりそうな事柄を次から次へと試したが、どれもうまくいかなかった」と語る。実際、プルート・ピローを創業してみてようやく、自分の情熱が枕のような一つのプロダクトと結びついたものではなく、「すばらしい企業とブランドを構築する」プロセスにあると気づいたという。そのため、会社の経営を仕事と感じたことは一度もないと言う。

とはいえ、トップとしての務めが人生のあまりに大きな部分を占めている上に、これを心から楽しんでいるがゆえに、サリューは、仕事と生活のあいだに境界線を引くことの難しさを実感している。


(c)Pluto Pillow

「大半の起業家と同様に、この会社は私のアイデンティティの大きな部分を占めるようになりました。これは望ましい状況とは言えないですね。なぜなら、心の奥底では、“自分自身”がキャリアよりも大きなものだということを知っているから。たとえ事業が非常に順調な時であってもそれは同じです」とサリューは語る。

「もし事業が不調に陥ったり、避けがたいミスを犯したりしたら、私の自信や自尊心が急激にしぼんでしまうこともあり得る。そうなった時には、自力で立て直しを図ると思いますが、これは取り組むべき課題だと思っています」

人生の目的について考え、夢を抱くチャンスを得られるのは贅沢なことであり、誰にでもそうした機会が与えられているわけではない、とサリューは考えている。そして、人生の目的と仕事上のキャリアを両立させたいと考える若者へのアドバイスとして、以下のように語った。

「まだ若くて、多くの責任を抱えなくて済む年代であれば、仕事でも趣味でも、さまざまなことを試してみて、今ある時間をフル活用すべきです。そうした活動や仕事のなかで、自分に喜びをもたらしくれるものを見つけたら、それに注力してください」

翻訳=長谷睦/ガリレオ

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