Getty Images

ファッションブランドの「ラルフローレン」が、韓国のNaver Zが運営するSNSアプリ「ZEPETO(ゼペット)」内で買えるバーチャルウェアを発表し、仮想空間メタバースへの進出を開始した。

ラルフローレンは、ZEPETO のアプリ内に50種類のファッションアイテムを用意し、ZEMと呼ばれるアプリ内通貨で購入可能にしている。価格は安いもので57セント程度、高価なもので2.86ドル程度だ。

ZEPETOは、ユーザーが自身の3Dアバターを作成し他のユーザーと交流するアプリで、約2億人が利用している。ラルフ・ローレンとZEPETO は、ニューヨークの実在するロケーションをバーチャル空間で再現しており、マディソン・アベニューの旗艦店やセントラル・パークなども登場する。


アプリ内には、ユーザーが探索できる「クエスト」が用意され、9月にはK-POPバンドTomorrow x Together(TXT)が、バーチャルコンサートを開催する。メンバーはラルフローレンの3Dコレクションを身につけたアバターを披露し、ファンと一緒にバーチャルの自撮りを撮影し、SNSで共有可能にする。

ラルフ・ローレンのチーフ・デジタル・オフィサーでコンテンツ主任のアリス・デラハントは、「ZEPETOはアジア太平洋市場で最大のメタバースであり、我々にとって非常に重要な市場だ」と話した。

調査会社SensorTowerによると、2018年に始動したZEPETOは先月、世界で40万回ダウンロードされていた

ZEPETOとコラボを行うファッションブランドは、ラルフローレンが初めてではない。グッチも今年2月に、同社と同様な取り組みを開始しており、ナイキやザ・ノース・フェイスなどのアパレルブランドもZEPETOをプロモーションに活用した。さらに、現代自動車はバーチャル試乗会を開催した。

企業のマーケティング担当者は、仮想世界のエクスペリエンスで若いユーザーを引き込もうとしており、ゲームプラットフォームの「Roblox」や、エピックゲームズの「Fortnite」でも同様な取り組みが行われている。

一方で、バーバリーは米国のスタートアップ企業Mythical Gamesと提携し、ゲーム内限定のNFTコレクションの販売を開始した。

編集=上田裕資

PICK UP

あなたにおすすめ