筆者は、セレブにも人気のファッションブランド「Kollar Clothing」の創業者デイヴィッド・カラー(David Kollar)に、自身を成功に導いた特性は何かについて話を聞いた。
前進し続けるための原動力がある
カラーは幼いころ、どんな服を身に着けるかによって自信の有無が決まることを学んだ。そして、おしゃれな人たちを観察し、自信に溢れて見える彼らからインスピレーションを得た彼は、Kollar Clothingの服を着た人すべてが、自分の外見にもっと自信が持てるようになることを目標に定めた。
「私はあまり自信のない子どもだった。特に、あまりおしゃれではない服を着ているときには自信が持てなかった。自分で服を選び、あれこれ組み合わせられるようになると、ある種の感覚を感じられることに気がついた」とカラーは説明する。
自発的に行動する
正式な教育を受けていなくても、起業して成功することはできる。実際、世界中の成功を収めた名だたる起業家の多くは、大学の学位や正式な資格を持っていない。彼らが持っているのは、自分で学び、成長し、能力を伸ばしたいという強い願望だ。
カラーは、すべて独学で知識を身に着けた。メンターから教えを受け、専門家と交流し、YouTubeのチュートリアル動画を観た。デザインから経営に至るまで、自分のビジネスに伴うあらゆる側面について、できる限り最高の力をつけたいという考えを持ち続けているのだ。
レジリエンス(回復力)がある
起業家は、どんなことが身に降りかかろうとも、準備を整えておかなくてはならない。いかにうまく順応し、ぶれず、考えを見直し、新たに創造し、製品やブランドを一新していくかが、継続して成功を収めていくうえでの決め手だ。レジリエンスがなければ、難題が立ちはだかったり失敗したりしたときに、すぐに押しつぶされてしまう。レジリエンスがあれば、困難に負けることなく突き進むことができる。乗り越えたときには、以前よりさらに強くなっているだろう。