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マイクロストラテジーCEOのマイケル・セイラー(Photo by Joe Raedle/Getty Images)

上場企業としては世界最大のビットコイン保有量をほこる米データ分析ソフト企業、マイクロストラテジーは24日、現金1億7700万ドル(約194億円)を投じて新たにビットコイン3907枚前後を購入したことを明らかにした。暗号資産(仮想通貨)市場は今年、価格の下落によって時価総額が1兆ドル(約110兆円)ほど失われたが、ここへきて回復基調にある。

規制当局への同日の届け出によると、買い増しは7月1日から8月23日にかけて行った。購入価格は1枚あたり4万5294ドル(約497万円)の計算になる。この結果、マイクロストラテジーが保有するビットコインは合計で10万8992枚前後になった。

同社がこれまでにビットコインに投じた資金は29億ドル(約3200億円)強で、1枚あたり2万6769ドル(約294万円)で購入した計算になる。24日午前の価格に基づくと、保有するビットコインの資産価値は54億ドル(約5900億円)超にのぼる。

マイクロストラテジーは以前は借り入れによってビットコインに投資することが多かったが、今回は6月の株式売却によって得た現金約1億8000万ドル(約198億円)を充てた。

同日の時間外取引で同社の株価は1%下がったものの、過去1週間にはビットコイン価格が19%急騰するなか、10%近く上昇している。ただ、先月発表した第2四半期決算では、ビットコイン価格が40%近く下落したのにともない、過去最大となる3億ドル(約330億円)近くの損失を計上している。

マイクロストラテジーを率いるビリオネアのマイケル・セイラーは、同社によるビットコインへの投資拡大について「世界で最も広く受け入れられている仮想通貨であるビットコインは、信頼できる価値保存手段として役立つと確信している」ことを再確認するものだと説明している。

仮想通貨のデータ分析を手がけるコインシェアーズによると、仮想通貨ファンドからは6週間にわたって資金が流出していたが、先週は2100万ドル(約23億円)の純増となり、ビットコインに対する投資家の熱気が戻りつつあることがうかがえる。

編集=江戸伸禎

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