ビジネス

2021.08.26

テスラが誇る「自前主義」と6つのAIテクノロジーの全貌

テスラ・ボット(c)Tesla


人型ロボット「テスラ・ボット」



テスラ・ボット(Tesla)

最後にイーロン・マスクが登壇し、人型ロボット「テスラ・ボット」(Tesla Bot)を紹介した。このロボットは、危険な作業や、単純な反復作業のような退屈な仕事を行うよう設計されている。

マスクは、テスラが間違いなく世界最大のロボティクス企業であると話し、同社が持つロボティクスやAIの技術を自動運転車以外のロボットに用いる理由を説明した。彼は、ニューラルネットワークやハードウェアの開発が進んでいることを踏まえ、「これらの技術を人型ロボットに用いることは理にかなっている」と述べた。

マスクは、テスラ・ボットがまだプロトタイプの段階である点を強調したが、将来的に現実のものにすると約束した。

結論


テスラのAIに賭ける野望には、息を吞むばかりだ。テスラが開拓しようとしている領域の1つにでも十分なリソースを投入できる企業は数社しかないだろう。

イベントの最後に行われた質疑応答で、マスクはテスラの個々のコンピュータハードウェアが1つのタスクを実践するために設計されているため、多くのタスクに対応した他社製品よりも優れた性能を発揮できると述べた。

今回のAIデーでは、テスラが自動運転車だけでなく、世界最先端のニューラルネットワークやデータラベリング、シミュレーター、コンピュータハードウェア、人型ロボットなど幅広い分野を手掛けていることが示された。

編集=上田裕資

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