I report on the vices beat

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サブスクリプション型のソーシャルプラットフォームの「OnlyFans(オンリーファンズ)」は、ポルノ女優やセックスワーカーたちが大金を稼げる場として定着した。OnlyFansの年間売上は、パンデミックの間に540%も上昇して2020年末に4億ドル(約440億円)に達し、今年の売上は12億ドルを見込んでいる。

同社の75%の株式を保有するウェブカム・ポルノの起業家、レオ・ラドヴィンスキーは6月にビリオネアになり、共同設立者でCEOのティム・ストークリーと彼の父のゲイリーもビリオネアになった。しかし、OnlyFansは今、アダルトコンテンツに別れを告げようとしている。

ブルームバーグは8月19日、OnlyFansが10月から性的表現のあるコンテンツを禁止すると報道した。同社は何カ月も前からこの方向転換を示唆しており、関係者にとっては驚きではない模様だ。

今年の春、OnlyFansは職場でも安心して視聴できる動画ストリーミングアプリ「OFTV」をソフトローンチした。OFTVでは、料理やフィットネスなどの非性的コンテンツや、ヒップホップアーティストのインタビューなどを配信している。

利用者は1億3000万人


OnlyFansは、ごくわずかな間で1億3000万人のユーザーを抱えるメディアに成長し、200万人以上のクリエイターたちが稼いだサブスクリプション費用は、累計50億ドルに達している。

しかし、同社は「パートナーの銀行や決済企業の基準に合致するため」に、性的に露骨なコンテンツを禁止するという。ただし、ヌードは同社のポリシーに沿うものに限って許可される。

OnlyFansは、この取り組みを通じて、新たな投資家を呼び込もうとしている模様だ。ニュースサイトのAxiosによると、同社は来年、25億ドルもの売上が見込めるにも関わらず、資金調達に苦労しているという。

Axiosはまた、OnlyFansの資金調達を支援していたマーチャントバンクのRaine Groupが、投資家集めに苦労していると報じている(ただし、フォーブスの取材でOnlyFansのオーナーのラドヴィンスキーが、このサイトに加え、児童ポルノや獣姦サイトの広告で財を成した事が判明している)。

今のところ、ソフィー・ディーやアンジェラ・ホワイトなどのポルノスターは、OnlyFansで年間100万ドル以上を稼いでいる。2016年にトークショーの「Dr. Phil」で口の悪い10代の少女として有名になったBhad Bhabieも、OnlyFansで18歳の誕生日に数分で100万ドル以上を稼いだ。

しかし今では、ラッパーのカーディ・Bや元ディズニー俳優のベラ・ソーンなど、あまり露骨ではないにしろ、かなりきわどい事をやるクリエーターもOnlyFansに集まっている。多くの人にとってOnlyFansの脱ポルノ宣言は、巨大タバコ企業がタバコの販売をやめると発表するようなことなのかもしれない。

編集=上田裕資

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