ビジネス

2021.08.25 06:30

成長がさらに加速するウォルマート 供給ラインの改善も


同社は今年末までの見通しに対し楽観的だが、感謝祭やクリスマスなど休暇シーズンのショッピングにデルタ株が影響しないかと考える人もいるだろう。

同社は、今年の第3四半期の1株当たり利益(EPS)として1.3ドル~1.4ドル(約140~150円)を見込んでいる。昨年同時期のEPSは1.8ドル(約200円)だった。今年1年当たりのEPSは6.2~6.35ドル(約680~700円)が見込まれている。昨年1年間のEPSは6.1ドル(約670円)だった。

同社の経営陣は、米国における商品の既存店売上高の5~6%の増加と、サムズクラブの売り上げの7.5~8.5%の増加を見込んでいる。

またウォルマートは、商品を米国に輸送するためのコンテナ船を複数所有することで供給問題の解決を試みている。港での遅延や陸上輸送手段がなかなか見つからない問題は、フルフィルメントセンター(受注配送センター)により対応中だ。

同社は実店舗や販売サイトで宣伝するブランドを増やすため、小売メディアネットワークに多額を投資している。ウォルマートはWPPのハワース(Haworth)と協業していたが、先日は米国担当のメディア代理店としてピュブリシス・グループの採用を決めた。

翻訳・編集=出田静

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