メタバース経済の基盤となるNFT
NFTは、メタバースと呼ばれる仮想空間の経済に必須のツールであり、Visaはその成長を加速させようとしている。Visaは今後、さまざまなNFTを購入する予定という。
メタバースにおいては、すでに数十億ドル規模の市場が形成されており、売上高が7億5200万ドルのクリプトパンクスや、6億6100万ドルのNBA Top ShotなどのNFTコレクションの価値は、今年に入り急上昇している。さらに、Axie InfinityのようなPlay-to-Earn(遊んで稼ぐ)型のゲームプラットフォームも人気を博し、先日はNFTのゲームとしては初めて10億ドルの売上を達成した。
この分野では、あまりにも巨額な資金が動くため、一部ではマネーロンダリングなどの違法行為を警戒する声もあがるが、フェイスブックのような大手も参入を開始したメタバースは、さらなる発展が期待されている。
Visaは今回のクリプトパンクスの購入と同時に、ブランドや企業がNFTのポテンシャルをより深く理解するためのホワイトペーパーを公開した。「今回の取り組みは、当社のこの分野における最初のステップに過ぎない」と、Visaのシェフィールドは語った。