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2021.08.24

【8月第3週資金調達まとめ】電動キックボードシェアサービスのLuup、計約20億円調達


JX通信社


調達額:20億円
調達先:ABCドリームベンチャーズ / JICベンチャー・グロース・インベストメンツ / SMBC日興証券 / あいおいニッセイ同和損害保険 / グローバル・ブレイン
融資先:三井住友銀行 / 三菱UFJ銀行 / 商工組合中央金庫 / 日本政策金融公庫
備考:ニュースに記載の合計金額より推計 / シリーズCの調達額は総額約20億円

リスク情報SaaS「FASTALERT(ファストアラート)」を運営する企業。

「FASTALERT」は、SNSから災害、事故、事件などのリスク情報を収集し、配信するサービス。現場にいる目撃者の投稿を集めることで、多くのケースで発生と同時に検知することができる。

収集できるリスク情報は100分野以上で、自然災害、システム障害、交通事故などの物的・人的被害から、情報漏洩、炎上リスク、新型コロナウイルス最新情報まで幅広くカバーしている。

2016年9月のリリース後7カ月で、全ての民放キー局とNHKで採用され、各局ニュース番組における視聴者提供動画定着の原動力となった。

2021年8月には、あいおいニッセイ同和損害保険、JICベンチャー・グロース・インベストメンツ、他3社からの第三者割当増資を実施。

今回の資金調達に伴い、あいおいニッセイ同和損害保険は資本業務提携を締結した。

加えて、商工組合中央金庫、日本政策金融公庫、三井住友銀行、三菱UFJ銀行からの融資を実施し、シリーズCランドで総額約20億円を調達した。

今回の資金調達により、主力事業の「FASTALERT」を軸としたデータインテリジェンス・プラットフォームを強化するための開発・営業体制強化に充てる予定だ。

HYPERITHM


調達額:12億円
調達先:Hashed(リード) / Wemade Tree(リード) / Coinbase Ventures / GS Futures / Guardian Fund / ココネ
備考:シリーズB / 他、米国機関投資家を含む

機関投資家や適格投資家を対象とした暗号資産のウェルスマネジメント事業を展開するスタートアップ。

同社は”機関投資家向けの暗号資産の運用窓口”となることを目指し、日本と韓国を拠点に事業を展開。

2021年6月時点のAUM(運用資産)は前年比25倍以上に増加、国内外50社以上の法人に利用されている。

2021年8月には、シリーズBラウンドにおいて約12億円の資金調達を実施。投資家にはHashedとWemade Treeを筆頭に、ココネ、Coinbase Ventures、Guardian Fund、GS Futures、米国機関投資家が参画している。

今回の増資により企業評価額は約122億円となった。

また、今回調達した資金は優秀な人材の確保に充て、今後はレンディングサービスだけでなく、国内におけるブローカレッジ事業などを展開するための暗号資産交換業の登録手続きも進めていく方針だ。
次ページ > 実験自動化プラットフォームや統合Web接客プラットフォーム

文=STARTUP DB

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