経済・社会

2021.08.21 08:00

アフガン市民守れない米国、支援の強化を求める声多数


米紙ワシントン・ポストが報じたところによると、米紙ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト、ウォールストリート・ジャーナルで働くアフガニスタン人ジャーナリストは国外脱出便に搭乗できなかった。

三紙はバイデン大統領に宛てて送付された共同声明で、自社の報道活動を支援してきたジャーナリストや報道関係者の安全な国外脱出を保証すべく、取り組みを強化するよう米国に求めた。

しかし難民法によると、米国ができることには限界がある。難民に当たるケースでは通常、対象者は国籍国の外にいて、人種や政治的意見、その他自国から逃げる原因として通常関連性がある要素を理由として迫害を受けるおそれがあるという、十分に理由のある恐怖を有していなければならない。しかし今回のケースでは、避難を目指している人は自身の国籍国の中にいる。

特別な状況には特別な措置が必要だ。バイデン政権はタリバンの標的となる可能性が高い人に対して緊急移住の選択肢を設け、できる限り早い退避を支援すべきだ。その上で最も重要なのは、迅速に行動を起こすことだ。

翻訳・編集=出田静

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