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米アマゾン・ドット・コムの通年の売上高が初めて米ウォルマートを追い抜いたもようだ。ニューヨーク・タイムズによると、アマゾンの今年6月までの1年間の売上高はサードパーティー分を含めると推定で6100億ドル(約66兆9000億円)超にのぼり、ウォルマートのほぼ同時期の売上高5660億ドル(約62兆円)を上回った。両社ともコロナ禍の巣ごもり需要が追い風になったが、アマゾンのほうがより大きな恩恵を受けた。

ウォルマートは1990年に百貨店のシアーズを抜き、全米最大の小売企業に浮上。以降、年間売上高で首位に君臨してきたが、今回初めてその座を奪われた。アマゾンは中国以外では世界最大の小売企業になったことになる。

アマゾンの売上高は金融情報会社のファクトセットがウォール街の情報を基に推計したもの。アマゾンのプラットフォームの売上高では、マーケットプレイスに出店するサードパーティーと呼ばれる外部の事業者の販売分が大半を占めるが、アマゾンはその販売から徴収している手数料しか公表していない。ウォルマートは2021年第2四半期(7月31日まで)の決算を17日に発表した。

新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)の間、自宅待機令や隔離生活のために消費者はネットで商品を購入して自宅まで配送してもらうようになった。アマゾンの業績はそれに大きく後押しされ、6月までの1年間の売上高は2000億ドル(約22兆円)近くも増えたとみられている。

ウォルマートもターゲットなどほかの大手小売業者と同様、パンデミックの影響で売上高は押し上げられたが、年間の増加幅は240億ドル(約2兆6000億円)とアマゾンに水をあけられた。

世界全体では中国のアリババ集団がなお最大の売上高をほこり、今年5月までの1年間の流通総額(GMV)は1兆2000億ドル(約132兆円)に達している。

編集=江戸伸禎

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