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TetaViが他社と異なるのは、イマーシブな3Dコンテンツを作る上で、AI、とりわけコンピュータビジョンの使用を拡大した点だ。他社がモーションを捉えるため、膨大な数のセンサーやカメラを設置した専用スタジオを使用するのに対し、TetaViのシステムは特別な背景は使わずに4〜8台のカメラで撮影し、残りはAIが処理を行う。

同社のAIシステムは様々な年齢や体形、人種のデータを1.5ペタバイトも分析しており、複雑な3Dレンダリングをバックエンドで支えている。

スマホのカメラでメタバースを実現する


「TetaViはメタバースを民主化し、誰もがリーチでき、アプローチ可能にすることを目指している。誰もがメタバースの中で制作し、自身の創造力やデジタル版の自分を持ち込むことができる」とタルモンは話す。TetaVIは、来年中にスマートフォンを含むあらゆるカメラに対応する予定だという。

Insight PartnersのバイスプレジデントであるDaniel Aronovitzによると、同社はTetaViのコンピュータビジョンを用いたアプローチに魅力を感じ、今回のラウンドでの出資を決断した。「スマートフォンのカメラを使って3D版の自分を作成できる能力は、今後我々がイマーシブな世界へと向かう上で多くの機会を生み出すだろう。TetaViは、最先端でコンシューマ・セントリックなビジネスソフトウェアによって、ARやVR、NFTの最前線に立っている」とAronovitzは話す。

ここ最近、メタバースに関する話題が増えている。6月には、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグが従業員に対し、同社の将来はメタバースにあると語った。タルモンは、特に10代の子供を持つ親にとって、この方向性は当然だと考えている。彼の15歳になる娘はロブロックスやマインクラフト上で世界中の友人と時間を過ごし、ほぼ常時ビデオチャットアプリHousepartyを使って会話しているという。彼は、このテクノロジーを映画やビデオゲーム、コンサートのほか、慈善プロジェクトなどにも応用できると考えている。

「我々は将来を見据え、ハイエンドな没入型コンテンツを世界中の消費者に届けるためのプラットフォームを構築している。我々は、全ての人がどこでもコンテンツを作れるモデルを目指している」と彼は語った。

編集=上田裕資

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