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(c) goPuff

米国の食品と日用品のデリバリー大手「GoPuff(ゴーパフ)」は8月11日、設立からわずか8カ月のイギリスの新興企業Dijaを買収することで合意したと発表した。同社は、欧州の混雑したフードデリバリー市場に参入しようとしている。

フィラデルフィアに本拠を置くGoPuffは、5月にイギリスの小規模なスタートアップFancyを買収し、欧州での足掛かりを築いていた。GoPuffによると、Dijaの買収は30日以内に完了する予定で、英国、フランス、スペインに40のマイクロ・フルフィルメント・センターと200人の従業員を持つことになるという。

投資家たちは昨年、「ダークストア」と呼ばれる小規模な倉庫ネットワークからビールや食料品を迅速に配達することを約束するGetirやGorillas、Zapp、Dijaなどの新興企業に数十億ドルを投じていた。

フードデリバリー分野では、新興企業が続々と登場し、デリバルー(Deliveroo)やデリバリーヒーロー(Delivery Hero)などの既存のフードデリバリー企業が生鮮食品の宅配にも進出しており、GoPuffがドイツのFlinkと交渉していることや、トルコのGetirが先月Blokを買収したことが報じられるなど、統合化に向けた動きが加速している。

GoPuffの上級副社長であるダニエル・フォークマンは、「Dijaのチームやインフラ、現地の専門知識を組み合わせることで、当社は欧州で主要なプラットフォームを構築するための動きを加速できる」と述べている。

Dijaは、デリバルーの元幹部のAlberto MenolascinaとYusuf Sabanによって設立された企業で、2020年12月にBlossom CapitalやIndex Venturesなどの投資家から2000万ドルを調達していた。

GoPuffがDijaの買収にあたり支払う金額などの詳細は開示されていない。

ニュースサイトThe Informationは8月10日、GoPuffとウーバーが5月に発表した、ウーバーのアプリからGoPuffの生鮮食品のデリバリーを注文できるようにする提携について、FTC(連邦取引委員会)が調査を開始したと報じていた。

2013年設立のGoPuffは当初、深夜にジャンクフードを学生に届けるサービスだったが、その後500都市にサービスを拡大し、7月に評価額150億ドル(約1兆6300億円)で既存出資元のソフトバンクのビジョンファンドなどから10億ドルを調達していた。

編集=上田裕資

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