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(c) Beyond Meat

ピザハットは2020年11月、米国の大手ピザ会社としては初めて植物性ミートをメニューに加え、「ビヨンド・イタリアン・ソーセージ・ピザ」と「グレート・ビヨンド・ピザ」を発売した。それ以降の反応に、同社は好感触を持ったようだ。同社は2021年8月10日、ビヨンド・ミートとのパートナーシップを拡大し、新メニュー「ビヨンド・ペパロニ・ピザ」を投入すると発表した。

新メニューは、ニューヨーク州オールバニ、ジョージア州コロンバス、ジョージア州メイコン、テキサス州ヒューストン、フロリダ州ジャクソンビルなど、約70のピザハット店舗において、期間限定で販売される。

ペパロニは、ピザハットで最も販売数の多いピザであり、米国人に一番人気のピザ・トッピングでもある。この人気が代替肉にも反映されるかどうかが注目されている。

プレスリリースによると、ビヨンド・ペパロニは香ばしいスモーキーフレーバーで味付けされており、「ほどよい辛味は、ピザハットでおなじみのペパロニ体験そのもの」だという。同社によれば、原材料はエンドウ豆や米だ。遺伝子組み換え作物や大豆、グルテン、ホルモン、抗生物質、コレステロールは含まれていない。

植物由来のペパロニは、今回の発表まで、ビヨンド・ミートが強化しつつある代替肉製品ラインアップには含まれていなかった。ビヨンド・ミートは2021年2月、ピザハットの親会社であるヤム・ブランズとのあいだで、メニューの共同開発を目的としたグローバル・パートナーシップを締結しており、これが実を結びつつあるようだ。

ビヨンド・ミートの最高イノベーション責任者ダリウシュ・アジャミ(Dariush Ajami)は、プレスリリースでこう述べている。「ペパロニに対して、強い消費者需要があることは知られている。植物由来のペパロニトッピングはゲームチェンジャーであり、今回の発表は、イノベーションに特化したピザハットとのパートナーシップにおいて、次のチャプターの幕開けになるだろう。非常に心躍る思いだ」

ヤム・ブランズとビヨンド・ミートのパートナーシップの始まりは、2021年2月に合意が結ばれるよりもずっと前にさかのぼる。ビヨンド・ミートは2019年、ヤム・ブランズ傘下のKFCで「ビヨンド・フライドチキン」の試験販売を行い、アトランタのある店舗では5時間足らずで完売した。同商品は2020年、米国の他都市でもメニューに追加された。

とはいえ、コロナ禍での2020年は外食産業にとってまったく別の時代であり、一部のアナリストからは、レストランがどうにか操業を続けるべくオペレーションの簡素化を図るなかで、植物由来の代替肉がパンデミック以前の勢いを維持できるのか、疑問視する声もあがっていた。

翻訳=的場知之/ガリレオ

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