女子1600mリレー。左からアリソン・フェリックス、アシング・ムー、ダリラ・ムハマド、シドニー・マクラフリン(Mustafa Yalcin/Anadolu Agency via Getty Images)
米国代表選手の大半は、大学に進学しているか、進学予定がある。全米大学スポーツ協会(NCAA)によると、今大会の代表626人のうち、約75%が大学スポーツ1~3部リーグのいずれかに出場した経験がある。
東京五輪で米国が獲得した金メダル39個のうち、10個が団体競技でのものだった。残りの29個は25人の選手が個人競技で獲得。フロリダ大学出身の水泳選手ケーレブ・ドレッセルは個人種目で3個、リレー種目で2個の金メダルを獲得した。同じくフロリダ大学のボビー・フィンケとスタンフォード大学のケイティ・レデッキーは、それぞれ水泳の個人種目で2個の金メダルを獲得している。
5つの金メダルを獲得したケーレブ・ドレッセル(Baptiste Fernandez/Icon Sport via Getty Images)
東京五輪での金メダリストを多数輩出した米大学トップ10は以下のとおり。
1位タイ スタンフォード大学(10個)
1位タイ 南カリフォルニア大学(10個)
3位タイ カリフォルニア大学ロサンゼルス校(6個)
3位タイ コネティカット大学(6個)
5位タイ ケンタッキー大学(5個)
5位タイ ミネソタ大学(5個)
5位タイ テキサス大学(5個)
8位タイ ノートルダム大学(4個)
8位タイ ペンシルベニア州立大学(4個)
10位タイ ルイジアナ州立大学(3個)
10位タイ サウスカロライナ大学(3個)
10位タイ テキサスA&M大学(3個)
10位タイ ネブラスカ大学(3個)
ケンタッキー大学出身のデビン・ブッカー(Anthony Dibon/Icon Sport via Getty Images)
金メダリストを輩出した米大学の総数は47校に上る。トップ10に入った名門校以外にも、スポーツの分野では国際的にあまり知られていない学校も多くある。例えば、以下の大学だ。
・ウェイランド・バプティスト大学:レスリング女子のタミラマリアナ・ストックメンサが同校初の金メダリストに。
・コロラド大学コロラドスプリングス校:自転車と射撃で計2人の金メダリストを輩出。
・アシュランド大学とトロイ大学:それぞれ1人の金メダリストを輩出。
今回の集計には、米国代表の金メダリストのみを含めている。これ以外に、米国の大学出身だが、他国の代表として五輪に出場し金を獲得した選手も多く存在する。