東京五輪、金メダリスト輩出数で1位の米大学は?

金メダルを獲得した4x100mメドレーリレー( Mustafa Yalcin/Anadolu Agency via Getty Images)

東京五輪では、競技最終日になって米国が金メダル獲得数で中国を抜きトップに立った。米国代表は39個の金メダルに加え、銀メダル41個と銅メダル33個を獲得し、メダルの総数113個と、他国を大きく突き放した。メダル獲得総数は2位の中国が88個、3位のロシアオリンピック委員会が71個、4位の英国が65個で、5位は日本の58個だった。


女子1600mリレー。左からアリソン・フェリックス、アシング・ムー、ダリラ・ムハマド、シドニー・マクラフリン(Mustafa Yalcin/Anadolu Agency via Getty Images)

米国代表選手の大半は、大学に進学しているか、進学予定がある。全米大学スポーツ協会(NCAA)によると、今大会の代表626人のうち、約75%が大学スポーツ1~3部リーグのいずれかに出場した経験がある。

東京五輪で米国が獲得した金メダル39個のうち、10個が団体競技でのものだった。残りの29個は25人の選手が個人競技で獲得。フロリダ大学出身の水泳選手ケーレブ・ドレッセルは個人種目で3個、リレー種目で2個の金メダルを獲得した。同じくフロリダ大学のボビー・フィンケとスタンフォード大学のケイティ・レデッキーは、それぞれ水泳の個人種目で2個の金メダルを獲得している。


5つの金メダルを獲得したケーレブ・ドレッセル(Baptiste Fernandez/Icon Sport via Getty Images)

東京五輪での金メダリストを多数輩出した米大学トップ10は以下のとおり。

1位タイ スタンフォード大学(10個)
1位タイ 南カリフォルニア大学(10個)
3位タイ カリフォルニア大学ロサンゼルス校(6個)
3位タイ コネティカット大学(6個)
5位タイ ケンタッキー大学(5個)
5位タイ ミネソタ大学(5個)
5位タイ テキサス大学(5個)
8位タイ ノートルダム大学(4個)
8位タイ ペンシルベニア州立大学(4個)
10位タイ ルイジアナ州立大学(3個)
10位タイ サウスカロライナ大学(3個)
10位タイ テキサスA&M大学(3個)
10位タイ ネブラスカ大学(3個)


ケンタッキー大学出身のデビン・ブッカー(Anthony Dibon/Icon Sport via Getty Images)

金メダリストを輩出した米大学の総数は47校に上る。トップ10に入った名門校以外にも、スポーツの分野では国際的にあまり知られていない学校も多くある。例えば、以下の大学だ。

・ウェイランド・バプティスト大学:レスリング女子のタミラマリアナ・ストックメンサが同校初の金メダリストに。
・コロラド大学コロラドスプリングス校:自転車と射撃で計2人の金メダリストを輩出。
・アシュランド大学とトロイ大学:それぞれ1人の金メダリストを輩出。

今回の集計には、米国代表の金メダリストのみを含めている。これ以外に、米国の大学出身だが、他国の代表として五輪に出場し金を獲得した選手も多く存在する。

編集=遠藤宗生

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事