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血糖値というと、糖尿病やダイエットをイメージしがちだが、仕事のパフォーマンスを上げるのにも深い関係がある。血糖値をうまくコントロールすれば、つらい昼間の眠気や倦怠感とサヨナラできる。正しい方法を知って、早速取り入れよう。


糖質の多い食事は血糖値を乱高下させ眠気のもとに


食後に強い眠気や倦怠感に襲われ、仕事が手につかない……。こんな症状に悩まされている人は、血糖値に問題がある可能性大。そもそも血糖値とは何かを、山田悟先生に改めて教えていただいた。

「血糖値とは、血液中に含まれるブドウ糖の量のこと。食事で糖質をとると、血液中のブドウ糖が増え、多かれ少なかれ血糖値が上がります。すると膵臓からインスリンというホルモンが分泌され、血糖値を下げようとします。健康な人なら、十分なインスリンが迅速に分泌され、食事の1時間後くらいに血糖値がピークになるものの、2〜3時間後には下がって元に戻ります。健康な人の空腹時の血糖値は70〜100mg/dLで、食後の血糖値は70〜140mg/dLに保たれているのが正常な状態です」

ところが、糖質が多いものを食べると、血糖値に乱れが生じる。

「糖質が多いものを食べると、急激に血糖値が上がり、しばらくするとその反動で血糖値が急激に下がります。このように血糖値の上下動が大きくなることを、“血糖値スパイク”と言います。食後血糖値が140mg/dL以上になったり、食前と食後の血糖値の差が40mg/dL以上になる食事は、血糖値スパイクを招きます」

そしてこの血糖値が急激に下がる時に不調が発生する。

「血糖値が急上昇した後、急激に下がった時に起こるのが、強い眠気や全身倦怠感や、強い空腹感です。これでは仕事のパフォーマンスも落ちてしまいます。血糖値スパイクを起こす食べ方は、太りやすくもなるので要注意」

これを防ぐために大事なのは、血糖値を急上昇させない食事だ。

「血糖値を上昇させるのは糖質だけなので、糖質の摂取量を減らすことです。ただし全部抜く必要はなく、とる量を減らし、糖質が多い食品を控えればOK。その代わり血糖値を上げないタンパク質や脂質をしっかりとりましょう」

イラストレーション/おくちはる 取材・文/和田美穂

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