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2021.08.17

【8月第2週資金調達まとめ】D2Cブランド展開のSparty、総額41億円調達


Antway


調達額:15億円
調達先:DIMENSION / SMBCベンチャーキャピタル / グローバル・ブレイン / ジャフコグループ / ニッセイ・キャピタル
備考:金融機関からの融資を含む / グローバル・ブレインはKDDI Open Innovation Fund3号を通して出資

共働き世帯をターゲットとした料理惣菜配達サービス「つくりおき.jp」を運営しているスタートアップ。

「つくりおき.jp」は、ターゲットの食事に対する、時短、子供の安心安全、食べる量や時間そして受け取る時間をコントロールしたいという3つのニーズに対応し、週に一度好きな時間に1週間の食事をまとめて届けるというサービスだ。

これによって、ユーザーはメニューを考えて買い物を済ませ、調理する手間を削減することができる。

2021年8月、ニッセイ・キャピタルやDIMENSION、ジャフコグループ、グローバルブレイン、SMBCベンチャーキャピタルを引受先とした第三者割当増資及び金融機関からの融資によって約15億円の調達を実施。

今回の調達を通して、新規大型キッチンの増設と各種ポジションの採用を強化し、より多くの共働き家庭が直面している日々の食事に関する課題の解決を目指す方針だ。

Hmcomm


調達額:4億2000万円
調達先:非公表
備考:シリーズC / 金融機関からの融資を含む

異音検知プラットフォーム「FAST-D」などを提供する、産業技術総合研究所発のスタートアップ。

「FAST-D」はサブスクリプション型のAI異音検知サービス。

同社はこれらのプラットフォームを基盤として先進諸国が直面する人や社会の複合課題を解決するための新たな学術領域の事業を推進している。

また、サイバニクス領域では、音に関する必要機能の社会実装を担当している。

2021年8月には、J&TC Frontier、協和、芙蓉総合リースを引受先とするシリーズCの追加ラウンドの第三者割当増資と、金融機関からの融資によって4億2000万円の資金調達を実施。

今回調達した資金は、さらなる業容拡大に向けた優秀なAI人材の確保や開発環境の充実、基盤技術の深耕や新サービスの開発への先行投資に充てるとしている。

Smart119


調達額:3億600万円
調達先:PKSHA Technology capital / スパークス・AI&テクノロジーズ・インベストメント / ソニーグループ / ニッセイ・キャピタル / 三井住友海上キャピタル
備考:PKSHA Technology capitalとスパークス・AI&テクノロジーズ・インベストメントは、PKSHA SPARX アルゴリズム1号投資事業有限責任組合を通じて出資

音声認識とAIを活用した救急医療支援システム「Smart119」の運用を行う千葉大学医学部発のスタートアップ。

「Smart119」は、救急医の経験とIT/AI技術を組み合わせ、住民や救急隊が音声認識とAI技術のもと、スマートフォンやタブレットPCで効率的に情報を入力し、医療機関へ迅速共有することを可能とするサービスだ。

同社は、今の“119”を変えるため、同サービスの他、緊急時医師集合要請システム「ACES」、災害時の病院初期対応システム「Smart:DR」など、急性期医療の問題を解決するためにSaaS型ソリューションの開発・運用を行っている。

2021年8月には、ニッセイ・キャピタル、三井住友海上キャピタル、Sony Innovation Fund、PKSHA SPARX アルゴリズム1号投資事業有限責任組合より、総額3億675万円の資金調達を実施。

今回の増資により、急性期医療分野における予測診断アルゴリズムなどの研究開発や、自治体・医療機関への営業活動を促進させる予定だ。

文=STARTUP DB

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