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リチャード・ブランソン(Photo by Gabe Ginsberg/Getty Images)

リチャード・ブランソンが経営するヴァージン・グループは先週、航空宇宙企業「ヴァージン・ギャラクティック」の株式約3億ドルを売却した。ギャラクティック社の株価は、その後25%以上の下落となったが、同社は下落の直前に、利益確定を行った形だ。

CNBCが8月13日に報じた当局への提出書類によると、投資会社のヴァージン・インベストメントは、10日から12日の間に約12回の取引を通じて、ギャラクティック社の株式約1040万株を2億9990万ドル(約328億円)で売却していた。

ブランソンが経営するヴァージン・インベストメントは、ギャラクティック社の株価が34.39ドルだった10日に売却を開始したが、その後の2日間で株価は26%以上も下落して25ドル台になった。

同社はさらに、約5万8000株(約200万ドル相当)のギャラクティック社の株式を、匿名の元従業員に譲渡した。

ギャラクティック社の株式の9日月曜日の終値は35.21ドルだったが、13日金曜日までに30%近くの値下がりとなった。

ヴァージンは声明の中で、今回の売却で得られた収益を、同社のレジャーやトラベル部門の支援と新規事業の開発に用いると述べている。旅行部門は、今後もパンデミックの打撃を受け続ける見通しという。

ギャラクティック社の株価は、今年に入って乱高下している。1月から2月中旬にかけて、個人投資家が空売り銘柄に殺到した結果、株価は約3倍になったが、その熱が冷めると3月の初旬までに70%近くも暴落した。

しかし、ブランソンの初の宇宙飛行を前に、5月末から再び株価が急上昇していた。7月11日に同社は、創業者のブランソンを乗せたテスト飛行を成功させた。しかし、その翌日に、ギャラクティック社が最大5億ドル相当の株式を売却する意向を発表したことで、株価は暴落していた。

フォーブスは現在71歳のブランソンの保有資産が、8月12日の取引終了時刻時点で、46億ドルと試算している。

編集=上田裕資

ヴァージン・グループ

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