ビジネス

2021.08.16 06:30

45万人が順番待ちの「メール高速処理アプリ」Superhumanの実力


ハフポスト創設者も出資


現在、ウェイトリストに登録しているユーザーの多くはアンドロイドとOutlookの利用者であり、これらへの対応が新機能の要望で最も多いのだという。ボラによると、現在の従業員数は85名だが、年末までに120名に増え、2022年末までに200名以上に増える予定だという。

Superhumanには、カレンダーツールの強化や他の業務アプリとの統合など、機能改善の余地がまだ多い。同社は、同僚にメールをアサインするといった基礎的なタスク管理機能や、オートコレクトなどの文章作成支援ツールを追加する予定だ。

同社の株主には、ハフィントン・ポストの創設者でThrive GlobalのCEOを務めるアリアナ・ハフィントンや、俳優のアシュトン・カッチャー、ミラ・クニス、ウィル・スミス、音楽グループのザ・チェインスモーカーズらが名を連ねている。ボラは、Thrive Globalが持つウェルネス関連の企業ネットワークにSuperhumanを広めることをハフィントンに提案している。

彼は、SuperhumanをSlackのようにメッセージングアプリとリアルタイム・コミュニケーションを提供するツールにしたいと考えている。「我々が永遠にメール企業であり続けるとは考えていない」と彼は話した。

編集=上田裕資

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