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Forbes JAPAN Web編集部


50代、ヘッドハンティングのニーズは?


最後に。ヘッドハンティングによるキャリアアップ転職市場でも、50代人材の需要が高まっているのだろうか。TRIUMPHでエグゼクティブ層のヘッドハンティングを手がける志村綾子は「ヘッドハンティングにおける50代のニーズは、コロナ禍で特に高まっているという印象はない。何故なら10年以上前から実力のある方のニーズは確実にあったからです。」と明かす。

キャリアアップ転職を狙う人のために。志村は「2つ以上の武器を用意しておくと良い」とする。例えば「マーケティング領域が専門」というだけでなく、新規事業の立ち上げの経験および英語力など掛け算のキャリアが必要と話す。なお、不利になりやすい条件として「転職経験がないこと」と「マネジメントのみのキャリア」を挙げる。「転職経験のない方は、その企業のカラーに染まってしまっていることが多く、新しい環境に馴染めないのでは?と判断されてしまいます。また、最近はマネジメントのみという人材も、優秀かもしれませんが、専門性と即戦力がないのではと、企業側へのアピールが弱くなってしまう」と指摘する。

ただ、ヘッドハンティングの際に最も重視するのは「経営陣とのミスマッチがないか」である。「経営に近い部門に入っていただく場合が多く、そこにミスマッチがあればビジネスを推進できなくなります。転職者側も、自分が本当にやりたいことができる環境があるかを確認することが重要です」(志村)。

「人生100年時代」とも言われる現代。コロナ禍での働き方の変化や採用方針の変化が、長期的なキャリア形成のポジティブな追い風になるかもしれない。

文=田中友梨

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