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Forbes JAPAN Web編集部


企業に求められる50代人材、3つのポイント


転職決定が増えているとはいえ、若手に比べてハードルが高いのが50代の転職。企業は就職希望者の何を見ているのか、転職活動の際のポイントを聞いた。

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エン・ジャパンの井用によると、50代の転職は専門領域を持っていて、かつマーケットにおける希少性の高いスキルを持っている人材が強い。「この職種なら転職できる、というものはありません。経験した職種の中でのスキルや専門性の希少性が転職が決まるかどうかに大きく影響します」。これを前提とした上で、エージェントを使った転職の場合は、1. スキルをどう見せるか、2. 人間性(人柄)をどう伝えるか。3. どのような視座を持つか、の3点が重要になる。この3点について、井用は次のように解説する。

1. スキル
何をスキル(武器)としてアピールしていくのかを考えることが大事。例え現職でMVPを取っていたとしても、そのことだけでは優位になるとは限らず、思わぬところに武器がある場合もある。「過去に、経験者が多く競争率が高い人事領域での転職を希望する方を担当しました。この方はお話をするうちに株主総会の運営経験があるということが分かり、株主総会の経験者はマーケットでは少ないものの一定の求人があるので、これが武器になりました」。

2. 人間性
転職先でも経営や人材育成に携わる可能性が高く、社内に与える影響力が大きい50代人材。そのため変化できる力や新しい環境に馴染める力をアピールし、“化石感”を感じさせないことも大切だ。特に大企業から中小・スタートアップに転職する場合は要注意。大手企業は仕組みやルールがすでにあり、人材も豊富。一方、中小・ベンチャー企業はこれから事業成長を目指す段階で、全く異なる状況です。いきなり過去の成功体験を持ち込むとお互いギクシャクすることに……。「転職後は、まずは職場に適応し、その会社のやり方、仕事の進め方を学び、成果を出し、その後に影響力を発揮する。この順番を間違えないことが成功のカギになります」。

3. 視座
企業への応募段階から、経営幹部と同じ視座に立てるかどうか。理念・企業の成り立ち・経営スタイル・競合優位性を理解するのはもちろんのこと、「現在の経営の何が課題で、どう改善していく必要があるのか」を提言できる必要がある。「時々、受け身のスタンスで臨む方がいますが、それはNG。その企業を運営する側の視座に立って」。

文=田中友梨

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