2020年の米住宅市場 経済中心地からの流出が顕著に

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新たな都市圏を選ぶ住宅購入者は一般的に、住宅価格が安く、多くの場合税金も安い場所に移っていた。一部はフロリダ州やサウスカロライナ州など、税金が低い州の浜辺地域に移っていたが、ロサンゼルスのような沿岸の場所から「インランド・エンパイア」と呼ばれる内陸のリバーサイドやサンバーナーディーノ、あるいはアイダホ州などに移った人もいた。

東海岸では、ニューヨークを出た人はフィラデルフィアやコネティカット州など付近のより小規模な地域か、マイアミやアトランタなど南東部の都市に移動することが多かった。

コアロジックによると、失業率の急増や購入できる住宅があまりに少ないことによる逆風にもかかわらず、住宅ローンの申請は2019年から20年にかけて11%増えた。

同社によると、加熱する不動産市場に引きつけられる人材は増えたようで、2017年末から21年7月にかけて全米リアルター協会(NAR)に加入した人は約22万5000人だった。

翻訳・編集=出田静

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