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最先端の経済誌「Forbes JAPAN」の記事紹介

Aston Martin DBX

自動車の世界の多様性の象徴は、専門メーカーの存在だ。電動車専門メーカーがある一方で、スポーツカー専門メーカーにも居場所がある。

アストンマーティンは、1913年以来スポーツカーに専念してきたメーカーだ。英国人のライオネル・マーティン(創業時35歳)が、アストンヒルのヒルクライムレースでの勝利を目指して、スタートさせただけある。並行してスポーティな長距離用グランドツアラーでも名を馳せてきた。

そのアストンマーティンが手がけたSUVが「DBX」だ。全長5mを超える車体に、4リッターV8エンジンと全輪駆動システム。走りは、高速も、カーブが続く山岳路もお手のものだ。

アストンマーティンのモデル名として知られる「DB」は、1947年から72年にかけて経営の手綱を握っていたデイビッド・ブラウンの頭文字。いまは、後部座席をもつモデルの名称でもある。それにクロスカントリー(オフロード)を彷彿させるX(クロス)の組み合わせ。伝統を車名に生かしているのも、ファンにはうれしい。

DBXの販売は好調だそうだ。従来のアストンマーティン車につながるモチーフを活かした外観とともに、内装の趣味性が高い。これらがいわゆる所有する理由になるのだ。商品性がよく考えられている。

SUVブームにのっかった急ごしらえのクルマという印象は皆無。じっさい、クルマの土台といえるシャシーの出来のよさは、アストンマーティンの自慢でもある。

現在、アストンマーティンラゴンダ社(正式名称)のCEOを務める、元AMGのボス、トビアス・ムアーズも「出来がよく、発展性が高いので、さまざまな車種がつくれます」と述べているぐらいだ。自分好みの仕様がつくれるビスポークプログラム「Q」も用意されている。あらゆる点でドライバーとの一体感が得られる。さすがスポーツカーメーカーのプロダクトだ。

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Aston Martin DBX

ボディ外寸|全長×全幅×全高=5039×1998×1680mm
ドライブトレイン|3982ccV型 8気筒ガソリン 全輪駆動
最高出力|405kW
最大トルク|700Nm
燃費|6.98km/l(WLTC)
価格|22995000円
問い合わせ|https://www.astonmartin.com/ja/


COLUMN アストンマーティンとジラールペルゴの精密時計

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スイスの「ジラール・ペルゴ」(以下GP)とアストンマーティンが、限定18個の超精密時計を手がけた。ベースは精緻なメカニズムを持つ希少なGPの「スリーブリッジ・トゥールビヨン」。外径44mmのアストンマーティン・エディションでは、インデックスが外から風防を支えるようなデザインが特徴的で、主ゼンマイを動かすマイクロローター部にアストンマーティンの文字。

「世界で初めてホワイトゴールドを注入したラバーインサートを使ったストラップなど見るべきところが多いモデル」。GPのパトリック・プルニエCEOの言葉だ。アストンマーティンのチーフクリエイティブオフィサー、マレック・ライヒマンは、「ふたつのブランドのオーナーには共通項が多いことが、今回のコラボレーションにつながりました」と解説してくれた。価格は12万9100スイスフラン(約1577万円)と発表されている。

photographs by Tsukuru Asada(secession) | text by Fumio Ogawa | edit by Tsuzumi Aoyama

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