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(c) Actual Veggies

野菜のみを具材に使うベジタブルバーガーは、競争が激化する一方の代替肉売り場でも、独自のポジションを占めている。アクチュアル・ベジーズ(Actual Veggies)の共同創業者、ジェイソン・ローゼンバウム(Jason Rosenbaum)によれば、それは、素材を丸ごと使った加工度の低い食材を探す消費者たちのニーズにマッチしているからだという。

ニューヨークに本拠を置くアクチュアル・ベジーズは、黒豆やニンジン、ブロッコリー、ビーツなどの野菜を原材料に使い、シェフ考案のレシピによるカラフルなベジタブルバーガー用パティの製造販売を手がける企業だ。同社はEコマース分野で急激な成長を遂げており、財務面でも280万ドルの資金調達ラウンドを完了したばかりだ。さらに同社は、2021年内に実店舗向けの販路を拡大する計画だ。

今回の調達ラウンドは、エレクトリック・フィール・ベンチャー(Electric Feel Venture)の創設者で、人気ラッパーのポスト・マローンのマネージャーも務めるオースティン・ローゼン(Austin Rosen)が主導した。また、元サッカーイングランド代表のディフェンダーで、先日メジャーリーグサッカー(MLS)クラブ「インテル・マイアミ」への移籍が決まったキーラン・ギブス(Kieran Gibbs)のほか、ビッグ・アイデア・ベンチャーズ(Big Idea Ventures)とローズ・ストリート・キャピタル(Rose Street Capital)も参加している。

植物ベースの食品に関してはかなりの投資経験を持つギブスは、ビーガンチキン「ティンドル」を手がけるネクスト・ジェン・フーズなど他のブランドにも出資しており、この分野に注目していると述べている。

ビッグ・アイデア・ベンチャーズの創業者、アンドリュー・D・アイブ(Andrew D. Ive)も、アクチュアル・ベジーズに期待をかけている。「同社には優れた発想がある。食べておいしく、既存のものよりもはるかにヘルシーでクリーンなブランドは、消費者のあいだに根強いニーズがあるが、これまでは市場に存在しなかった」

ビヨンド・ミートとも共通するミッション


アクチュアル・ベジーズの製品では、厚切りのバーガー用パティが、1つのパッケージに2個入っている。パティには1枚あたり6~9gのタンパク質と食物繊維が含まれており、グルテンや大豆成分、保存料、飽和脂肪酸はいずれも含まれていない。

すべての製品は冷凍状態で出荷されるが、食料品店ではチルド食品売場に置かれる。これにより、冷凍食品として売られている従来型のベジタブルバーガーブランドとの差別化を図ることができる。

「我々は実際、ビヨンド・バーガーとも競合関係にはない」とローゼンバウムは言う。「なぜなら、我々がターゲットとしている消費者は、肉の代替物ではなく、野菜本来の味がする食品を求めている人たちだからだ」

「ある意味では、我々は(ビヨンド・バーガーと)同じミッションを帯びていると言える。それは、人々の食肉消費量を減らし、これ以上多くの動物が傷つけられるのを防ぐことだ」

翻訳=長谷睦/ガリレオ

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