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ウォルマートの取り組みが、学生ローンの今後に与える影響とは


ウォルマートが導入するのは、大学無償化という、究極の教育福利厚生制度だ。ウォルマート従業員が学位取得のために学生ローンを借りずに済めば、今後の学生ローン負債総額は減少し、多くの人が経済的な余裕を手にすることになる。

教育福利厚生制度を導入して、従業員の学費を補助したり、学生ローンの返済を肩代わりしたりする企業は増加中だ。また、学生ローンの債務を帳消しにするカレッジも現れている。

米連邦政府が大規模な学生ローン免除の可能性について取り組む一方で、学生ローン返済に苦しむ学生を支援する企業は、質の高い従業員を引きつけ、長期的に雇用を維持できるようになるだろう。

こうした動きは、新型コロナウイルスのパンデミック後である今はとりわけ重要な意味を持つ。米国では多数の人々が、いまだに経済苦境から抜け出せずにいるためだ。米連邦政府は、2020年3月から学生ローンの返済を猶予してきたが、2021年10月1日にはこの措置が解除される。これは、学生ローン処理機関は、負債者からの返済再開に向けた用意が整っていないと懸念するエリザベス・ウォーレン上院議員(民主党、マサチューセッツ州選出)の懸念を無視したかたちだ。

ジョー・バイデン米大統領は、2年制と4年制の公立大学の無償化を提案している。議会はその提案を通さないかもしれないが、卒業時に学生を採用できるなら、学費の少なくとも一部を支援しようと考える企業は増えるかもしれない。

ウォルマートはこれまでも、従業員向けの画期的な教育支援で尽力し、学生ローンの負債削減を後押ししてきた。他企業もウォルマートのあとに続くかどうか、見守っていきたい。

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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