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ワクチンとデルタ株の影響


米国でも全体としては、感染による子供の入院・死亡リスクは非常に低くなっている。ただ、CDCは、「重症化リスクはすべての年齢層ある」と強調している。

パンデミック発生以来、死者数がおよそ61万2000人だった時点で(8月4日現在の死者数は約63万500人)、感染によって死亡した子供はその0.08%にあたる約520人。報告された感染者のうち、死亡した子供の割合は約0.01%だった。

専門家の多くは、最近になって入院する子供の感染者が増加しているようにみえることについて、感染力が大幅に強まったデルタ株が優勢になったこと、若年の感染者が増えていることを主な理由に挙げている。

例えばフロリダ州では、7月上旬から子供の感染者が急増。12歳未満は前週比で87%増加した。また、ルイジアナ州でも州保健当局が、学齢期の子供の週あたりの感染者が同じ時期に、過去3番目に多い数に達したことを発表している。

12歳未満の子供たちは今のところ、ワクチンを接種することができない。さらに、これらの州では13~19歳と若年成人のワクチン接種率も、非常に低い水準にとどまっている。

12歳未満にワクチンの接種が認められるようになれば、子供たちの感染や入院に関する懸念も和らぐことになるかもしれない。だが、専門家らによれば、承認は今秋以降になる見通しだ。

間もなく始まる新学期を前に、CDCは幼稚園から高校生までのすべて園児、児童、生徒とそれぞれの施設・学校で働く職員や教師全員に対し、屋内でのマスク着用を推奨している。

編集=木内涼子

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