裁判所がビルとメリンダの離別契約を承認した。離別契約は関係が「修復不能なほど壊れてしまったと」して、二人が今年3月に離婚を発表する前に署名されていたようだ。
離別契約には、資産や負債、子ども3人(すでにみな18歳を超えている)への「中等教育後のサポート」をビルとメリンダがどのように分け合うかが書かれているが、この契約自体は裁判所に提出されなかったため、結局のところ二人が莫大な資産をどのように分割するかのかは不明だ。
米証券取引委員会(SEC)への提出書類によると、メリンダはすでに33億ドル(約3600億円)相当の株式をビルから受け取っている。
1975年にポール・アレンとマイクロソフトを共同で創業したビルは、フォーブスによると現在世界4位の富豪で純資産額は推定1311億ドル(約14兆3100億円)。ビルとメリンダは世界最大の財団であるビル&メリンダ・ゲイツ財団などを通じて、資産の大半を慈善活動に寄付することを約束している。
二人は離婚後も一緒に財団を運営していくとしているが、財団は先月、共に働くことが無理だとわかった場合には2年後にメリンダが退任すると明らかにしている。