ブルース・スプリングスティーンの娘が東京五輪の乗馬に出場

ジェシカ・スプリングスティーン(左)とブルース・スプリングスティーン(右)/ Getty Images

ロック歌手のブルース・スプリングスティーンの娘のジェシカ・スプリングスティーンが、東京五輪の馬術競技で念願のオリンピックデビューを果たそうとしている。彼女は、米国チームの一員として競技に参加する。

スプリングスティーンは現在、馬術ジャンプ(障害飛越競技)の世界ランキングで14位につけている。彼女は8月3日19時から開催される障害馬術個人でオリンピック初出場を果たし、6日から始まる団体ジャンプ競技に参加する。

馬術は五輪種目の中で最も平均年齢が高い競技の一つとして知られ、現在29歳のスプリングスティーンは、米国の馬術チームの中で最年少の選手となっている。今大会で彼女は、2019年から国際大会で騎乗している12歳の愛馬ドンファン・ファン・デ・ドンクホーヴとペアを組んでいる。

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Getty Images

スプリングスティーンは、デューク大学で心理学を専攻していた2012年に、ロンドン大会の補欠選手に選ばれたが、五輪の舞台で戦うのは今夏の東京大会が初めてとなる。

スプリングスティーンは、ニュージャージー州コルツネックにある368エーカーの敷地を持つストーンヒル・ファームで育ち、4歳のときに乗馬を始めたという。世界で最も著名なロック歌手を父に持つ彼女は、幼少の頃から乗馬に専念したことで、普通の子供時代を過ごすことができたと語っている。

馬術競技は、彼女が幼少期の内気な性格を克服するのにも役立ったという。「私は長い間、人と接するのが不器用で内向的だったが、乗馬は私に自信を与えてくれた。何かに一生懸命取り組んで、その結果を見ると自分のことを好きになれる」とスプリングスティーンは2015年のインタビューで語っていた。

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ジェシカ・スプリングスティーン(Getty Images)

彼女の家族にとっては残念なことに、新型コロナウイルスの懸念から、東京大会では外国人の会場での観戦が禁止されている。

編集=上田裕資

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