ビジネス

2021.10.04 18:00

ベントレー新型HVは「最高出力536bhp」 潜む戦略、マッカランと協業も


老舗ウイスキーブランド「マッカラン」とは


1824年にスコットランド北東部スペイ川の高原で創業したマッカランは、世界で最も賞賛されるシングルモルト・ウイスキーだ。ベントレーとの共同事業で造られる個性的なシングルモルトは、2つのブランドが参画すると宣言している持続可能な未来への旅を表現している。共同事業には、環境に優しい素材の調達や、持続可能な地元の納入業者の発掘といった様々な共同研究計画が盛り込まれている。

ほかにも、製品と経験──テイスティング、旅行、冒険など──を共に作り上げるため、2つの企業の技術と伝統を役立てていくことになっている。そのどれもが、ベントレーのような自動車会社が高級感を維持するために、今後ますます必要になってくる繊細な要素だ。

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ベントレー「フライング・スパー・ハイブリッド」2021年式の車内。

共通価値は職人への敬意、ダイバーシティへの意欲


「今後数カ月から数年のあいだに、互いに学びあいながら計画を進め、素晴らしいプロジェクトや製品を手がけていく」と、ベントレーの会長兼CEOエイドリアン・ホールマークは言う。「われわれのブランドは同じ理念を共有している──最高の品質を求める熱意、職人の手仕事への敬意、世界をリードする真の持続可能性への意欲だ」。

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「フライング・スパー・ハイブリッド」はベントレーの“ビヨンド100”戦略の一翼を担う。

マッカランの社長イゴール・ボヤジャンは、二社は「卓越した職人の技術と創造性と革新性」について共通の価値観を持っており、このコラボレーションにより、チームがお互いから学びあうことを期待していると語る。

「このパートナーシップの最も重要な点は、より持続可能な未来へコミットメントするということだ。われわれはここマッカラン・エステートで自然と野生動物に囲まれている。この環境を育み、守ることはわれわれの責務だ。ベントレーと共に極上の体験と素晴らしい製品を生活にもたらすことを願っている」

翻訳・編集=小林綾子/S.K.Y.パブリッシング/石井節子 写真=ベントレー・モーターズ提供

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